再び起きそうな金融危機の兆候?

ドル不足が深刻化、欧州財政危機が金融危機に転化する兆候
という記事を読んで、以前おきたリーマンショックのときを
思い出しました
あのとき、スワップ金利が逆転するという状況になりました
原因は短期金利の異常なまでの上昇です
スワップ金利は、基本的には政策金利ではなく
短期金利を元に算出されます
しかし、ドル不足になると、ドルの需要が高まります
これだけなら、そこまで問題ないです
ドルが買われるだけですから
問題は、金融危機状態での場合です
どれだけいわれていても、決済に使われる通貨はドルです
当然、決済にないと支払いができません
そこで、ドルを用意する必要がでてきます
とにかく、手持ちの資産を売却してでもドルを確保するようになります
おもに、株式を売却したり、手持ちの金を売却するという
ことで資金調達をすることになります
そうなる前に、通常は借り入れなどをするのですが
金融危機の時には、疑心暗鬼になり、デフォルト回避のために
貸し渋られます
そして、リスクの高い融資には、当然高金利をつけます
たしか、日本が金融危機になった1998年は、
ジャパンプレミアムとかいって高金利にされたような記憶があります
これと同じようなことがサブプライム問題のときにおきました
結果、ドルの短期金利は上昇し、スワップ金利が異常な値になりました
最近は対ドルでドル高になっていますが、実際にはこういった背景があったのかもしれません

いつかみたような相場

つい最近、大幅な円高になりました
NYダウは一時1000$を超える下げ幅とのこと
まぁ1000$下げた要因は、発注ミスらしいですが
そういえば、過去にジェイコムの株の誤発注というものがありました
今回の下げたときの要因はいろいろとあるようですが
やはり、ギリシャの問題は解決されそうもないような気がします
以前、ロシアでデフォルトしたときにも、一時はIMFやいろいろな国から
支援がありましたが、結局はデフォルトでした
同じ状況になってしまうとは限りませんが、原因と対策が
できていない限り、結局は同じことの繰り返しでは?
そう思っています
ユーロに加盟している国には、まだポルトガルやスペインといった
国がどうなるか?
こういった懸念材料があるため、一時的反発があっても、
再度きつい下げがくることを考えたほうがよいと思います
かつて、2007年にポンドは250円まで上がっていましたが
リーマンショックの後、230円程度まで下げました
その後、ドル円が下げているときに、対ドルレートでの
上昇が続き、そこまでひどい結果にはならなかったのですが
今度は対ドルレートで下げてきたため、クロス円は全般として
暴落しました
クロス円は、所詮派生レートで
対ドルレート x ドル円 
の計算式ででています
このため、ドル円の値動きを強く受けますし、
対ドルレートの大きい通貨は、その分影響を受けます
過去の状態では、NZドル、豪ドルは対ドルはそこまで大きくなく
比較的安定した値動きでしたが、ここ数年間の対ドルでの
上昇により、かなり大きく動くことになりました
以前、私の知人で
1$=100円が適正という人がいましたが
それは本人の思い込みです
そして、為替レートが大幅に円高になっても
世界が崩壊するわけでもありません
もっとも大きな変化はおきるでしょうけど
かつて、ルーブルはデフォルト後、通過は1/4になりました
ポンドは、ソロス氏率いるファンドにより
100円以上下げました
適正な通貨レートというものは、
あるようでないものです
レバレッジを下げて3倍にしても、ロスカットはされます
これから、いろいろな金融危機の材料はでてくると思いますし
いずれ中国のバブルも崩壊すると思います
金融危機は、必ず前兆があるようです
サブプライムが本格化する前、その好景気が何により
もたらされているかを探るようにすれば、危機回避ができるかもしれません

海外のFXについて

もうすぐ、本格的な国内のFX についてレバレッジ規制が
おこなわれます
最終的には、レバレッジは25倍程度にまで下がります
ただ、ここ最近の金融危機の状態から考えても
あまりよいことではないと思います
ただでさえ、取引する人が減っているのに、レバレッジ規制を
かけても、実際には損をする人は減りません
株で損失をだすのは、現物取引の人が多かったりしますし
重要なのは、レバレッジがどうということではなく
資金管理の問題です
そこで、国内は規制されても、海外ならば規制はされないので
ここは海外のFX事情はどうなのだろう? ということで
調べてみました
参考にしたサイトは
海外FXお役立ちガイド
ただ、当然、日本の業者ではないので、すべて自己責任です
ここだけではなく、探せばもっとでてくるはずです
ただ、海外の口座だったら有利になる、というわけではありません
あくまで取引できる環境が増えるというだけです
それでも、選択肢が増えるのはいいことです
個人的には、低スプレッドを追求するより、
固定スプレッドを追求しますが

リスク嗜好と円キャリーの復活?

ここ最近、ふたたび円安傾向にあります
しかしながら、IMMの通貨ポジションレートによると
2007年の7月と同水準の円売りポジションが
たまっているとのこと
この情報がでたのが
4月の13日
ここから少し円高にはなりましたが
ここ最近の円安の傾向をみると、そうとうロングに
傾いているような気がします
過去に、IMMから円売りのポジションが過去最大まで
いっていると警告がでたときがありました
ちょうど、リーマンショックの少し前です
しかし、そのまま円売りが加速
その後は大幅な円高でした
よく、テレビや雑誌などで、日本の景気や暗い未来により
円安になると騒がれますが
それは現時点の情報、そして意見を行っている人なりの
見かたにしかすぎません
バブル崩壊したときの通貨レートより
アジア通貨危機のときのほうが、円高です
企業の業績がよくても、需要と供給のバランスや
思惑などで株価は上下するように
為替もどうような理由で、さまざまな要因で変動します
今後の日本が暗くなりそうだから外貨をもつのではなく
より住みやすい国にしていく努力のほうが重要な気がします

IMMの円ショート拡大中

IMMの通貨ポジションで、円ショート(円売り)が
2007年10月以来の水準とのことです
そして、今日、一旦は下げましたが
午後になってからリスク嗜好により急上昇しています
ここで怖いのが、何かの要因で急落する場合です
現状は、円安というよりもむしろドル安による
クロス円高騰です
リスク回避になると、この流れは逆転しますので
高水準になってきたらショート戦略でいこうとおもいます
最近の通貨ポジションによれば、ユーロ、ポンドのショートが減ったようなので
しばらくは急激な買いになることはなさそうです

イースター明けの相場

ようやく今日からイースターが終わり
通常の相場になります
先週は、SNBの介入で大きくあげたユーロですが
今回のギリシャの問題が再燃し、
結局はユーロ安になりそうです
また、今週は米国債の入札もありますので
ドル買いに基づくクロス円の崩れにも注意です
本日利上げを実行した豪ドルですが
そろそろ警戒がひつようと思われます
こう何度も上がっていくと、まるでいつまでも
上昇していくかのような錯覚になりますが
すでにかなりの危険領域です
そして、今週はSQです
大きく下げているユーロ、ポンドに関しては
ショートカバーによる利益確定の戻しも考えられます
本日はNY市場の時間で値動きをみてみようと思います

過熱感のある相場

スイスの介入、そして米国雇用統計のよさげな結果で
クロス円は上昇しています
しかし、どう考えても過熱感があるのでは?
今週末はSQです
先物関連による下落がありそうです
すでに大幅な上昇をしている
カナダドル、豪ドル、ポンドなどは
要注意です
また、今週は米国債の入札がありますので
急なドル買いには注意しようと思います

SNBの介入

機能は、イースター休暇になり、市場のほとんどがお休みでした
そして月曜日もイースター休暇のようです
そんな中、SNBによる介入らしきものが、市場がしまる数分前に
行われたようです
このため、対ドルレート、対スイスフラン
でのユーロが上昇し、それが原因でユーロ円が急上昇しました
また、米国雇用統計が発表されたのですが
予想外という結果ではなく、予想よりは悪化したのですが
その中の発表された数値、16万人のうち
雇用の実態で、政府雇用が3万人、となっていたため
民間の雇用が拡大したとの解釈になり、急落したドル円が上昇し
結果としてクロス円は上昇になりました
クロス円は、対ドルの上昇よりも、ドル円の上昇の影響が強く受けてしまいます
算出するには 
対ドルレート x ドル円レート で予測できます
このため、対ドルでのレートが高くなっている
ポンド円、ユーロ円は その分変動しやすくなります
また、数年前に比べ、対ドルレートの上昇している
NZドル、オーストラリアドル、カナダドルなども
どうようの理由で大きく動きます
逆に、ランド円などは、対ドルでの数値が小さいため
88円からドル円が上昇しているにも関わらず、さほど上昇していません
今回は、対スイスフランで介入があったようですが
ここで気になるのが、資源国通貨です
現在、資源国通貨は上昇していますが、日本の円高のように
当然 通貨高になれば、収益は減ってきます
いずれ介入が入るかも、と考え、ある程度の利益がでてきたときには
ストップをつけるようにし、含み益が含み損になっていかないように
したいものです
また、今回のイースター休暇のように、
ほとんどの市場がやすみになると、激しく動く
もしくはまったく動かないということもあります
そんな時には、休むも相場です
市場は毎日開いているのですから、無理に一攫千金
という必要性はありませんし、
そもそも個人投資家では絶対的情報量で
不利があります
リスクを度外視し、行うのはそれは投資でも投機でもなく
ただの無謀なギャンブルです
そろそろ日本企業のレバトリも終焉を向かえます
短期トレンドの変換が近いのかもしれません

中古住宅の指標

2月の中古住宅販売件数が
今日発表になります
依然、サブプライムの影響もありますし
注目される指標になりそうです
夏時間になっているので、発表は23時です
そこまでにクロス円が上昇していても
指標が悪いと一気にリスク回避になる可能性があります
急落の後には、ショートカバーが発生します
安易に追撃売りポジションは危険です
売るなら戻り売りが無難そうです

そろそろ警戒?資源国通貨

最近は、資源国通貨が上昇したままです
カナダドルに関しては、パリティを割り込むとの期待感
により、大きく値をあげています
しかし、あげつづける通貨は存在しません
現在、有事の金ともいうかのように
金価格も上昇していますが、
以前にも金の価格は上昇し、そのあとに暴落しました
かつては150$を越えそうだった
原油価格ですが、その後30$近くまで下落しました
基本的に、資源国の通貨は一見どんどんあがるようですが
絶対的にあがり続けるわけではありません
たしかに、資源は掘り起こせば減っていき
最終的には需要 > 供給 となればインフレとなり
価格は高騰します
しかし、原油に関してもそうなのですが
大抵の場合、コストがかかりすぎると代替になるものを
作りだし、結果として不要となっていきます
半永久的に上昇するものは存在しないのかもしれません
よく、ファンダメンタルなどで分析の結果
通貨の強弱をいったりしますが、
実際の相場には投機がからんだり、予想による仮需要が
からんでくるので、必ずしもファンダメンタルどおりにはいきません
また、テレビなどで流されている情報が本当にあっているのかは
微妙なところです
資源国通貨の取引には、おそらく投機ポジションが
からんでいると思われます
あまり深追いせず、適度なところで利益を確定しましょう