RoundCube のインストールと設定
を参考に、レポジトリから
yum コマンドでインストールしました
ただし、ソースからではないので、バージョン違いにより微妙に変更点があったので
メモです
vi /etc/roundcubemail/db.inc.php
で変更するのは
21行から24行になっています
$rcmail_config[‘db_dsnw’] = ‘mysql://roundcube:pass@localhost/roundcubemail’;
これを
$rcmail_config[‘db_dsnw’] = ‘mysql://roundcube:roundcubeユーザのパスワード@localhost/roundcubeユーザ名‘;
とします
また
32行目
$rcmail_config[‘log_date_format’] = ‘Y-M-d H:i:s O’;
75行名にIMAPサーバーを指定 (SSL経由)
$rcmail_config[‘default_host’] = ‘ssl://mail.ドメイン名’;
もしくはドメインではなくサーバーIP
288行目にドメイン設定
$rcmail_config[‘default_host’] = ‘ドメイン名’;
このように、番号から探すのは大変なので
vim の検索機能を使います
/の後に検索ワードをつけて探すことで、効率的に探せます
例えば
# 109行目:変更 ( SMTP認証にIMAP認証と同じユーザー名を使う )
$rcmail_config[‘smtp_user’] = ‘%u’;
となっている場合、
vim で
/smtp_user
として Enter をおすことで、その行までいくことができます
この方法を使えば、記述されている行が変更されても見つけることが簡単になりあmす
カテゴリー: RoundCube
AmazonEC2 へ iPod touch と IS04 でアクセス
AmazonEC2 でサーバ構築をしていますが
さすがに最初から何度も構築するのはかなり面倒です
イメージを保存して、そこから再度行えばいいのですが
テスト環境を構築するときには
やはり最初から作り直すこともあります
そんなときに、シェルスクリプトで設定できるようにしておき
そしてこれを scp で転送すれば
かなり効率的に作業できます
通常、クライアントとしている ubuntu からなら
公開鍵認証で 端末から簡単にアクセスできるうえ
ファイル転送も scp コマンドで転送できるのですが
電車の中とか、とっさのときにノートパソコンを開ける状況とはかぎりません
念のため、Android 携帯とか、 iPod touch などで
アクセスしたり管理できるようにしておきます
まず、いくつか必要なアプリをいれます
ssh はパスワードではなく、公開鍵認証に対応した
SSHクライアントが必要になります
まず、ipod touch もしくは iPhone なら
Prompt
Android なら
ConnectBot
が使いやすいと思います
次に、ファイル転送ですが、残念ながら
公開鍵認証対応の scp が使えるものは
Android の AndFTP Pro
ぐらいで
ipod touch のほうではみつかりませんでした
SFTP とか対応はあるのですが、公開鍵認証でファイル転送だとまだみつかりません
とりあえず、これでサーバー管理が少しは楽になります
Webメールアプリ RoundCube その4
ようやく RoundCube の設定完了したので、ログインして
使用してみました
http://サーバーIPアドレス/roundcube
今回は
http://192.168.10.141/roundcube
でアクセス
すると
ログイン画面になるので
ユーザ名。パスワードを入れます
入れるパスワードは IMAP4 のユーザとパスワードです
今回の一連の例なら
ユーザ名 fedora
パスワード fedora のパスワード
となります
ほとんど、見たとおりでわかりやすいのですが
ちょっと分かりにくそうなものがあったのでメモ
新規フォルダを作成するには
個人設定 アイコンをクリック
次に、フォルダ一覧 のタグをクリック
左下の新規フォルダ作成を意味する + をクリック
これに、フォルダ名をつけ保存すれば完了
メールの作成をするには
電子メール アイコンをクリック
左から2番めの 新規メール作成 のアイコンをクリック
これでメール作成画面がでてきます
また、メール作成には、通常はプレーンテキストで行いますが
画面右下の エディタの種類 をHTML へ変更すれば
HTMLメールの作成ができるようになります
また、スキンファイルを変更することで、見た目を変更できます
ただ、今回使用しているver0.5 では完全対応したスキンが
まだないようです
スキンファイルは、Roundcube のコミュニティサイトから
ダウンロードできます
URLは
http://www.roundcubeforum.net/dlcat-thems-skins-1/
となります
もし、気に入ったスキンがあるなら
ダウンロードしてから unzip で解凍し
ディレクトリごと
/opt/lampp/htdocs/roundcube/skin
へコピー
という方法を行うようです
個人的にはスキンは特にデフォルトのままで問題ないので
そのままにしています
RoundCube のエラーログは
/opt/lampp/htdocs/roundcube/logs
に残ります
また、これは問題点となるのですが、
RoundCube 自体には
メールの自動振り分け、
迷惑メール対策
ウィルス対策
などに対する備えがないので、
あらかじめ メールサーバーでその設定をしておく必要性があります
今回の設定では
この設定を行っていないため
Fedoraで自宅サーバー構築などを参考に
設定することが必要になります
Webメールアプリ RoundCube その3
ようやく、スクリプトを使って
ローカルメールサーバーが構築できましたので
これに RoundCube をインストールしていきます
/optlampp/lampp start
でXAMPP を起動します
スクリプトの設定どおりにいっているなら
メールサーバーも起動しているのですが
念のため Thunderbird から
自分あてのメールを送受信してみます
これで、自作のメールサーバーから
送受信が確認できたなら
いよいよソフトの導入開始です
まず、Firefox で
http://サーバーIPアドレス/roundcube/installer
へアクセスします
今回の場合なら
http://192.168.10.141/roundcube/installer
となります
一番下に
START INSTALLATION
というボタンがあるので、これをクリック
次の画面で
必要な条件を満たしているかがでますので
ここで条件が OK となっているなら
NEXT
をクリック
次の画面でインストール画面になります
product_name には
サイトのタイトルを記入します
私は実験なので、そこまで深く考えず
デフォルトのまま Roundcube Webmail にしました
次に、
Database setup
のところで、自分のデータベースの情報を入力します
この情報を確認するには
/optlampp/bin/mysqlshow -uroundcube -p roundcubeemail
で確認します
ちなみに、本来の構文は
/opt/lampp/bin/mysqlshow -uユーザ名 -p データベース名
です
パスワードは、Webメールアプリ RoundCube その2
で設定したもので、今回は
pass です
設定を順番に書くと
Database type には
MySQL
Database server(omit for sqlite)
には
localhost
Database name (use absolute path and filename for sqlite)
には
roundcubeemail
Database user name (needs write permissions)(omit for sqlite)
には
roundcube
Database password (omit for sqlite)
には
pass
を入力します
さらに、IMAP Setting があるのですが
DNSが構築できていないので、今回は
サーバーIPアドレスにしてみました
このため、
The IMAP host(s) chosen to perform the login
には
192.168.10.141
同様に、SMTP Setting にも
サーバーIPアドレスを使用します
smtp_server
には
192.168.10.141
としました
さらに、SMTP認証をつけてあるので
smtp_user/smtp_pass
の設定をします
smtp_user には fedora@linuxwiki.com
smtp_pass には hebereke
を入力します
SMTP 関連については
echo “hebereke” | saslpasswd2 -p -u linuxwiki.com -c fedora
のところです
構文は
echo “SMTPパスワード” | saslpasswd2 -p -u ドメイン名 -c ユーザ名
となります
次は言語設定になります
Display setting & user prefs
の
language のところで
ja_JP
を入力し、日本語をデフォルトにします
ここまで入力が完了したら
CREATE CONFIG をクリックし、次の画面を表示します
すると、
main.inc.php (download)
db.inc.php(download)
という項目がありますので、
青くなっている download の部分をクリックし
ダウンロードします
ただし、ページはそのままです
そして、このファイルを
/opt/lampp/htdocs/roundcube/config
へコピーします
大抵は、$HOME/ダウンロード
にダウンロードされますので、
一度ダウンロード先に cd で移動し
cp main.inc.php db.inc.php /opt/lampp/htdocs/roundcube/config/
で設定ファイルをコピーします
これで次に進めるようになりましたので
ダウンロードした項目の下に
CONTINUE というボタンをクリックし
次の画面で送受信テストを行います
Test SMTP config
では送信テストを行います
Sender には送信するメールアドレス
Recipient には受信するメールアドレスを入れます
今回は、ローカル内での送受信になるので、
両方とも
fedora@linuxwiki.com
にしました
成功すれば
Thunderbird にメールが届きます
続いて、受信するサーバーのテストになります
Test IMAP config
で
server に IPアドレス(今回は 192.168.10.141)
Port には 143
Username には fedora
Password にはログインパスワード
となります
ちなみに、このfedora というユーザは
ssh接続ができない一般メールユーザとして作成したもので
このようなユーザを作成するには
useradd -s /sbin/nologin ユーザ名
で作成できます
これで、送受信がOKであることを確認できたら、
インストールウィザードは使わないので
アクセス不能にするためにパーミッションを変更します
cd /opt/lampp/htdocs/roundcube/
chmod 700 installer/
これで、設定が完了です
次回からは、実際に RoundCube へログインし、
使用してみます
Webメールアプリ RoundCube その2
ひきつづき、今回は MySQL での設定になります
まず、MySQL root になるために
/opt/lampp/bin/mysql -uroot -p
で
パスワードを入力し
mysql>
という画面になります
CREATE DATABASE roundcubeemail CHARACTER SET utf8;
でデータベース作成します
正確には、
CREATE DATABASE roundcubeemail
でデータベース作成し、
CHARACTER SET utf8
が文字コードを設定しています
さらに
GRANT ALL PRIVILEGES ON roundcubeemail.* TO roundcube@localhost IDENTIFIED BY ‘pass’;
でユーザ権限の設定をします
ちなみに、今回作成したのは
GRANT構文の実行権限をもたないユーザの作成をしているようです
基本的に、MYSQL の文字は大文字でかかれますが
小文字でも問題はありません
ただ、見やすさを考えると、大文字にしたほうがよいでしょう
そして
FLUSH PRIVILEGES;
で設定を反映します
これはファイルの変更をして、保存みたいなかんじです
ここまで実行したら
quit
でmysql の画面を抜けます
ここまでの設定で
データベース名
roundcubeemail
ユーザ名
roundcube
パスワード
pass
という設定になりました
次に、テーブルを作成するのですが
これはソースアーカイブを解凍したときにできた
mysqlinitial.sqlというファイルを使えば
楽に設定できるようです
SQlの設定には、SQLファイルを使うことで
SQLを実行する手間が省けるようです
Linux でコマンドで1つ1つ設定していくのを
シェルスクリプトに記述しておいて
スクリプト実行だけですませるのに近いのかもしれません
設定は
cd /opt/lampp/htdocs/roundcube/
で移動してから行います
/opt/lampp/bin/mysql -uroundcube -p roundcubeemail < SQL/mysql.initial.sql
でパスワードに pass を入力します
たぶん、絶対パスを指定すれば、一度ディレクトリ移動をしなくても
設定できそうですが....
ちょっと興味がでてきたので、.sqlファイルで検索してみました
サーチマンさんのサイト
に解説が載っていました
今回の設定に使用した mysql.initial.sql
の中身をみるには
vi SQL/mysql.initial.sql
とします
中身をみるとわかるのですが
シェルスクリプトのように、コマンドの実行が記述されているファイルです
細かく調べたい方は、コマンドの内容をコピペし
google で検索してみるといろいろとでてきますので
興味のある方は行ってみてください
今回、作成した MySQL のテーブルを確認するには
/opt/lampp/bin/mysqlshow -uroundcube -p roundcubeemail
を実行し
パスワードに pass を実行することでみることができます
ここまでで、データベースの設定は終了です
次回から、ようやく設定ができると思ったのですが
残念ながら、今回の日経Linux では
Amazon EC2 での設定は載っているのですが
自宅でのXAMPPでのメールサーバー構築が載っていません
このため、アプリを導入できても
実験ができないという状況です
以前、POP3 のメールサーバーは構築したことがあるのですが
今回使用する IMAP4 では構築経験がありません
このため、まずは今回の実験環境である
fedora 13 32bit の仮想環境をもう一つ用意し
ローカルメールサーバを作ってみようと思います
OP25B対策に関しては
各プロバイダーにより設定がかわる上に
ルーターによっても変わるので
再現性の難しさから今回は省きます
Webメールアプリ RoundCube
昨日、発売された日経 Linux 2011-03 に
Webメールアプリ RoundCube の導入が載っていましたので
さっそく実験してみようと思います
今回も、以前導入した XAMPPで実験をしてみます
XAMPPの導入に関しては
XAMPP で実験
XAMPPのセキュリティ設定に関しては
XAMPP で実験 2
を参考にしてみてください
ちなみに
ただし、このRoundCube はPOP3ではなく
IMPA4 で動くので、メールサーバにメールが蓄積していきますので
サーバーのリソースをその分消費しますので、
サーバーの負荷は大きくなります
でも、この RoundCube はYahooメールや
G-Mail のようなかんじで使えるので
とても便利なのではないのでしょうか?
なにはともあれ、実験開始してみます
まず
管理者権限になり
/opt/lampp/lampp start
で
XAMPPを起動
次に、必要な RoundCube のアーカイブを用意します
ダウンロードするなら
http://roundcube.net/download
でダウンロードできます
ちなみに、今回は付録DVDに収録されているので
これを使います
cp -p /media/LIN201103/article/rensai_server/roundcubemail-0.5.tar.gz $HOME
これで用意ができました
次にファイルを展開し、XAMPP のルートディレクトリに移動します
面倒なので
tar zxvf roundcubemail-0.5.tar.gz -C /opt/lampp/htdocs/roundcube
としましたがエラーになるので
tar zxvf roundcubemail-0.5.tar.gz
mv roundcubemail-0.5 /opt/lampp/htdocs/roundcube
と1つずつ実行しました
さらに、設定ファイル、ログの書き込みのため
所有権を変更
cd /opt/lampp/htdocs/roundcube/
chown -R nobody temp
chown -R nobody logs
ここまで完了したら、次にデータベースを作成します
続きは明日以降になります