ラズパイ3へNAS 構築
以前構築したものが壊れたので再度NASの構築
以前ダウンロードしておいた
NOOBSを使いインストールメディアの作成
microSD を差し込み
unzip NOOBS_lite_v3_3.zip -d /media/snowpool/0403-0201/
で解凍
インストールは通常版をインストール
インストール終了後
ssh の有効化
sudo raspi-config
で設定画面をだす
5 Interfacing Options を選択
P2 SSH を選択
はい を選択
設定が終わったら
Finish で設定画面を抜ける
これでSSHは有効化されるので
続いて公開鍵認証にする
Ubuntu で ssh-keygenコマンドで作成
-t で暗号形式を rsa
-b で4096ビットに指定
なおデフォルトでは2048ビット
ssh-keygen -t rsa -b 4096
で作成
Enter file in which to save the key (/home/snowpool/.ssh/id_rsa):
となったらファイル名を入力
今回は nas
としておく
パスフレーズは省略するので
Enter passphrase (empty for no passphrase):
と
Enter same passphrase again:
は
Enter にすればパスフレーズなしとなる
次に公開鍵の登録
これは
ssh-copy-id コマンドを使う
なお接続するラズパイ3のIPは
Android ならFing で調べることが可能
ssh-copy-id -i nas.pub pi@192.168.1.6
で登録
カレントディレクトリに鍵ファイルなどが生成されるので
mv nas* .ssh/
でファイル移動
ssh -i .ssh/nas pi@192.168.1.6
で接続
次に vim の設定
vim-tiny がインストールされているので
sudo apt-get --purge remove vim-common vim-tiny
でアンインストール
[shel]
sudo apt-get install vim
[/shell]
で通常版 vim をインストール
設定ファイルをつくるので
vim .vimrc
でファイルを作成
"クリップボードからのコピペを可能にする set clipboard+=unnamed " シンタックスハイライトの有効化 syntax enable " 不可視文字を可視化(タブが「▸-」と表示される) set list listchars=tab:\▸\- " コマンドラインの補完 set wildmode=list:longest
を記述し保存
なお sudo 権限で vim を使うと設定が反映されていないので
sudo ln -s ~/.vimrc /root/.vimrc
でシンボリックリンクにしておく
鍵認証でログインできるようになったので
パスワード認証による SSHログインを無効化しておく
sudo vim /etc/ssh/sshd_config
で設定ファイルをひらき
56行目の
#PasswordAuthentication yes
を
PasswordAuthentication no
にしておく
次に
外付けHDDを再起動時に自動マウントする設定
外付けHDDはすでに過去にext4 でフォーマットしたものを利用
ラズパイ4でRAID1 NASを構築した
によれば
直接ファイルシステムでやり取りしないため
フォーマットは exFAT でなくてもOKとのこと
fdisk -l
を実行し
Disk /dev/sda: 931.5 GiB, 1000204886016 bytes, 1953525168 sectors Disk model: External HDD Units: sectors of 1 * 512 = 512 bytes Sector size (logical/physical): 512 bytes / 512 bytes I/O size (minimum/optimal): 512 bytes / 512 bytes Disklabel type: dos Disk identifier: 0xc675b7b1 Device Boot Start End Sectors Size Id Type /dev/sda1 63 1953520064 1953520002 931.5G 83 Linux
となっているので認識はしているのを確認
UUIDを確認するので
sudo blkid /dev/sda1
を実行
今回の結果は
/dev/sda1: LABEL="outhdd" /dev/sda1: UUID="96cc41c9-808c-4851-83f5-53bdfa487787" TYPE="ext4" PARTUUID="c675b7b1-01"
外付けHDDのマウント先を作成し
マウント
sudo umount -f /media/pi/96cc41c9-808c-4851-83f5-53bdfa487787 / sudo mkdir /mnt/hdd sudo mount /dev/sda1 /mnt/hdd/
これを元に fstab の最終行へ書き込む
sudo vim /etc/fstab
でファイルを開き
UUID="96cc41c9-808c-4851-83f5-53bdfa487787" /mnt/hdd ext4 defaults 0 0
を追記
fstab については
fstab
https://wiki.archlinux.jp/index.php/Fstab
を参考に
あとは設定反映のため再起動するので
sudo reboot
を実行
これで
df
を実行し
マウントされていればOK
今回だと
ファイルシス 1K-ブロック 使用 使用可 使用% マウント位置 /dev/root 29542476 3659976 24358788 14% / devtmpfs 440756 0 440756 0% /dev tmpfs 474036 0 474036 0% /dev/shm tmpfs 474036 18272 455764 4% /run tmpfs 5120 4 5116 1% /run/lock tmpfs 474036 0 474036 0% /sys/fs/cgroup /dev/mmcblk0p6 258094 54603 203491 22% /boot /dev/sda1 960379088 95880 911428824 1% /mnt/hdd tmpfs 94804 0 94804 0% /run/user/1000
というかんじ
次にSamba のインストール
sudo apt-get -y install samba
途中でWINS設定の有無が聞かれるけどいいえでOK
次に設定ファイルの編集
sudo vim /etc/samba/smb.conf
で設定ファイルを開き
25行目あたりに
dos charset = CP932 unix charset = UTF-8 guest account = pi
を追加
dos charset = cp932
はwindows 側の文字コード
なお、vim の場合 ctrl + shift + v で貼り付けが可能
shift + g で最終行に移動し
[ファミリー] path = /mnt/hdd/share/family writable = yes guest ok = yes guest only = yes create mode = 0777 directory mode = 0777
として保存
sambaの設定に関しては
SAMBAの設定(3.0 FC3)(Windowsから利用する場合)
http://s135.moo.jp/linux/samba.html
を参考に
これで
service smbd restart
でSamba の再起動をすることでファイル共有が可能に
Ubuntu 16.04 の場合
エクスプローラで
ネットワークをクリックすると
RASPBERRYPI
と表示されるので
これを
クリックして今回設定したフォルダをクリックすると
ユーザ認証になるので
ユーザ名 pi
パスワード ラズパイ3のパスワード
とすることでログインしてファイル共有することが可能に
Macの場合 Finder からネットワークをクリックすれば
ファイル共有が可能