tr コマンド

trコマンドは -d オプションをつけて実行すると
指定した文字を削除できます
これを使えば、
文字コードと改行コード
ででてきた
Linux と Windows の改行コードの問題を処理するときに使えそうです
ただし、この trコマンドを使うときには注意が必要です
trコマンドは標準入力から読み込み標準出力に書き出します
このため
引数にファイルを指定することはできないので
入力リダイレクトを使います
このときに、
ファイルを直接変更しようとして
tr -d ‘\r’ < testfile > testfile
としてしまうと
ファイルの中身がクリアされ、空ファイルとなってしまうのです
このため、一度別のファイル名で書き出してから
再度 mv コマンドでファイル名を変更する必要があります
tr -d ‘\r’ < testfile > testfileTmp
mv testfileTmp testfile
これで空ファイルになることがなくなります
ちなみに、od コマンドを実行すると
改行コードを調べることができます
とはいっても、文字コードがでるのではなく
改行しているところが
\r \n
なら
改行コードが CRLF
/n
なら
改行コードが LF
というように、自分で文字をみて判断することになります
odコマンドに関しては
【 od 】 バイナリ・ファイルの内容を閲覧する
に説明が載っています