UPSとマルチタップ
UPSにさすものとして
ルーター
Mac mini
FireTV stick とした
本来はプリンターや3Dプリンターも候補にしたが
これらを入れると緊急時の電力確保のコンセプトが崩れる
とりあえずプリンターについては
EPSON EP-807AB は
✅ メガネ型(IEC C7)電源コードが抜けるタイプ
なので、
* 延長コードを足すより
* 電源コード自体を長いものに交換する
ということで今回は
桜木電子 / Kaito Denshi 2.5m(C7)
* 長さ:2.5m(希望どおり)
* 用途:プリンタ明記
* 構造:シンプル(余計な回路なし)
* PSE:あり
* 実売実績:業務・電子工作系で定番
これを購入し、プリンターはUPS接続せずにマルチタップへ繋げる
インクジェットはレーザーほどではありませんが、
* 電源ON時
* ヘッドクリーニング開始時
に瞬間的な電流増加があり、
**UPSが「過負荷」「警報」「出力瞬断」**を起こすケースがあります。
👉 「停電時もプリントしたい」のでなければ、
プリンターはUPSに繋がないのがベストです。
同様に3DプリンターをUPSで電力確保して造形ミスを減らそうとしたけどだめだった
3Dプリンターは機種にもよりますが、だいたい
* **ヒーター(ホットエンド/ベッド)**が大電力
* 起動直後や加熱制御で瞬間的に電力が跳ねる
* 電源がPFC付きでも、UPSの容量が小さいと過負荷・瞬断が起きやすい
BW55Tは 340W なので、
ベッド加熱がある機種だと 印刷中は普通に340W近く/超えることがあり得ます。
例外的に「UPSでもアリ」になるケース
* **ベッドなし(または常温)**で運用
* 消費電力が低い小型機(常時150W以下くらいで収まる)
* 目的が「印刷継続」ではなく 停電検知→即停止・ヘッド退避だけ
でもこの場合も、BW55Tだと余裕が少ないのでおすすめしにくいです。
どうしてもプリンター本体もUPSに入れる
この場合はBW55Tではなく、**容量を上げる(例:1000VA〜1500VA級、出力余裕あり)**が必要になりがちです。
👉 Adventurer 3 は BW55T(550VA / 340W)のバッテリー出力側には NG
Adventurer 3 の電源仕様はおおよそ以下です。
* 定格消費電力:約150W前後(平均)
* ただし
* 起動時
* ノズル加熱
* ベッド加熱(※小さいがある)
* PID制御の立ち上がり
で 瞬間的に電力が跳ねる ことがあります。
BW55Tは:
* 定格出力 340W
* 瞬間耐性は強くない
* 過負荷検知がわりとシビア
👉 結果として起きやすいこと:
* 印刷開始時に UPSが警報
* 最悪、UPSが出力遮断 → Mac miniまで巻き添え
* バッテリー劣化が早まる
「平均150Wだから余裕」という考え方は UPSでは危険 です。
条件を満たすUPSを調べた
条件を満たすUPSの最低ライン
以下が 必須条件 です。
🔴 必須条件
* 出力容量:700W以上(理想は900W〜)
* 正弦波出力
* PFC電源対応
* 過負荷時に即死しない余裕
* 国内メーカー or 信頼性の高いメーカー
🥇 オムロン BW120T
最も無難・安心
* 容量:1200VA / 900W
* 正弦波
* PFC対応
* Mac・3Dプリンタとの相性実績多数
👉
* Adventurer 3 の加熱ピークでも余裕
* Mac miniをサーバ運用しても安定
唯一の欠点:価格とサイズ
🥈 オムロン BN150T
コスパ寄り・ギリ安心ライン
* 容量:1500VA / 900W
* 正弦波
* 家庭用でよく使われるモデル
👉
* 印刷中もMac miniを落としにくい
* バッテリー交換性も良い
🥉 APC Smart-UPS SMT1000J / SMT1500J
業務用・信頼性最強クラス
* SMT1000J:670W
* SMT1500J:1000W
* 正弦波・高耐久
⚠️ 注意点
* ファン音あり(静音重視だと不向き)
* サイズ・重量あり