最近、またしてもユーロ圏での債務に関しての懸念が再燃しています
今回の焦点はポルトガルです
また、興味深かったのが、経済指標の成長率に対する反応でした
ポンドが売られた原因は、これが原因のようです
基本的に、市場での反応は、思惑などや
期待値により変動を起こします
成長に対する期待値がどうなっているのかが
現状でのポイントのようです
今回は、期待していたよりも低い数値のため
結果として売られたのですが、他にも利上げ期待などもあるのかもしれません
また、最近行われた協調介入ですが、一度で終わるとは思えません
かつて、1995年に実施された協調介入は
何度かにわたって実行されています
この背景には、投機筋やヘッジファンドなどもからんでいると
思われますが、
一度の介入でこれらの動きが収まるとは思えません
ただ、前回のときとは異なり、
今回は世界中で金融危機が起きているため、
どの程度の資金が介入に使われるのかがポイントとなりそうです
国家とヘッジファンドの資金力の勝負となったとき
必ずしも国家が勝利するとは限りません
ヘッジファンドは大量の資金を借り入れることができますが
国家の資金には限りがあります
このため、単独介入のときにはヘッジファンド側のほうが有利と
思われます
協調介入の場合ですが、介入のタイミング
そしてその資金がどの程度なのか、そして
介入して得た外貨をどうするのかが今回のポイントとなりそうです