買収と思惑と相場の関係

先日、ポンドが反発しました
原因は、英プレデンシャルのAIA
(米AIGの香港子会社)
買収に関しての値動きが原因だったようです
結局、話は破談となったのですが
このときの市場での思惑が大きな要因となったようです
まず、
英プレデンシャルが買収のためにポンドをドルにすると
思われ、ドル買いポンド売りに
しかし、話は破談になったので
ドルを調達する必要がなくなったと思われ
ポジション解消で一転してポンド買いドル売りに
というかんじでした
本来、企業買収には現金そのものを使用することは
少なく
ほとんどは株式交換や借入金になります
そのため、そこまで資金調達することはありません
ただ、今回の相場の流れは、
AIGが関わったのが原因なのでは?
と私は思います
AIGは、サブプライム関連の損失により
政府から公的資金を借りています
このため、現金による支払いの可能性が大きく考えられ
結果としてこういった流れになったのかな?
という感想です
たしか、去年は同様のケースで
米食品大手の会社クラフトが
英キャドバリーを買収し
このときも思惑による値動きでポンド高になりました
このように、短期的であるなら、
買収などに現金返済がからむ場合、相場に影響を与えるようです
さて、明日は1ヶ月に1度のイベント
アメリカの雇用統計です
どのような結果になるかはわかりませんが、
88円以下にストップロスがあつまりつつあるようなので
雇用統計の結果をみてから判断しようと思います
雇用統計のときには、システムが強固でないところは
スプレッドが大きく広がります
慎重なポジションメイクが必要になる日になりそうです

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