Macへtomboy-ngと衡山毛筆フォントをインストールして年賀状データを編集できるようにする
Ubuntuで作成した年賀状ファイルをMacで編集しようとしたところ、必要な作業メモがTomboy内に残っており、データ変更方法がすぐに分からない状態でした。
また、年賀状で使っていた毛筆フォントがMac側に入っていなかったため、レイアウトが崩れる可能性もありました。
そこで今回は、Macに以下を設定しました。
- 衡山毛筆フォントのインストール
- LibreOffice Drawのページ向き変更
- 住所録データベースの追加
- tomboy-ngのインストール
- 過去のTomboyメモデータの読み込み
目的
今回の目的は、Ubuntuで作成した年賀状データをMacでも編集できるようにすることです。
具体的には、以下の状態を目指しました。
- Ubuntu側と同じフォントで表示できる
- 横書きレイアウトから縦書きレイアウトへ変更できる
- 住所録ファイルをLibreOffice側で読み込める
- Tomboyに保存していた作業メモをMacで確認できる
衡山毛筆フォントをMacへインストールする
まず、年賀状で使っていた衡山毛筆フォントをMacへインストールします。
フォントは以下のサイトからダウンロードしました。
ページ内にある「OpenTypeフォントのダウンロード(zip圧縮)」を選択します。
ダウンロードされるファイルは以下です。
KouzanMouhituFontOTF.zip
このZIPファイルをダブルクリックして展開します。
展開後、以下のフォントファイルが作成されます。
KouzanMouhituFontOTF.otf
フォントをFontsフォルダへ追加する
Finderを開き、以下の場所へ移動します。
ライブラリ > Fonts
そこへ、先ほど展開した以下のファイルをドラッグ&ドロップします。
KouzanMouhituFontOTF.otf
これでMacに衡山毛筆フォントが追加されます。
フォントを追加したことで、MacでもUbuntu側と同じ毛筆フォントで年賀状を表示できるようになり、レイアウト崩れの問題を回避できました。
年賀状ファイルのレイアウトを縦書き用に変更する
今回の年賀状は、以前の横書きから縦書きへ変更する必要がありました。
対象ファイルはLibreOffice Drawの .odg ファイルです。
LibreOffice Drawでファイルを開き、以下のメニューを選択します。
Page > Page Properties
ページ設定画面で、用紙の向きを変更します。
- 変更前:Landscape
- 変更後:Portrait
Landscape から Portrait へ変更することで、縦向きのレイアウトに変更できます。
住所録データを追加する
次に、住所録データをLibreOffice側で使えるようにします。
最初は以下のメニューから追加しようとしました。
View > Data Sources
しかし、この方法ではデータベースを追加できませんでした。
そこで、以下の記事を参考にしました。
LibreOfficeで以下のメニューを開きます。
Insert > Field > More fields
その後、データベース追加画面から以下を選択します。
Add Database file > Browse
ここで、住所録ファイルを指定します。
address.ods
これで、LibreOffice側に住所録データを追加できました。
ただし、この時点では住所録ファイルの追加まではできたものの、肝心の差し込み印刷の具体的な操作がまだ不明でした。
そのため、過去にTomboyへ残していた作業メモを確認するため、Macへtomboy-ngをインストールすることにしました。
tomboy-ngをMacへインストールする
tomboy-ngは、以下のGitHubリリースページからダウンロードしました。
今回は以下のdmgファイルを使用しました。
tomboy-ng64_0.42a.dmg
dmgファイルをダウンロードして開き、tomboy-ngをインストールします。
macOSのセキュリティ警告への対応
tomboy-ngを初回起動すると、macOSのセキュリティ機能により起動がブロックされる場合があります。
その場合は、以下から起動を許可します。
システム設定 > プライバシーとセキュリティ
画面内に表示される警告から、tomboy-ngをそのまま起動するように許可します。
これでtomboy-ngを起動できるようになります。
Tomboyメモの保存場所を確認する
tomboy-ngのデータ保存場所を確認します。
ターミナルで以下を実行します。
ls "$HOME/Library/Application Support/Tomboy-ng"
以下のように表示されました。
Config Notes
Config は設定ファイル用、Notes はメモデータ用のディレクトリです。
バックアップしていた.noteファイルを読み込む
過去のTomboyメモデータは .note ファイルとして保存されています。
バックアップしていた .note ファイルを、tomboy-ngのNotesフォルダへコピーします。
cp *.note "$HOME/Library/Application Support/Tomboy-ng/Notes/"
これで、過去のTomboyメモをtomboy-ngで読み込めるようになります。
macOSの標準ファイルシステムでは大文字・小文字を区別しないことが多いため、notes と小文字で指定しても動く場合があります。
ただし、実際に作成されているフォルダ名が Notes だったため、コマンド例では Notes に合わせています。
今回の結果
今回の作業で、以下の状態になりました。
- Macに衡山毛筆フォントを追加できた
- Ubuntuで作成した年賀状データのフォント崩れを回避できた
- LibreOffice Drawでページ向きを横から縦へ変更できた
- 住所録ファイル
address.odsをLibreOffice側に追加できた - tomboy-ngをMacにインストールできた
- 過去のTomboyメモをMac側で読み込めるようになった
ハマりどころ
View > Data Sources では住所録を追加できなかった
住所録の確認は View > Data Sources からできますが、今回の環境ではここから新しいDBファイルを追加できませんでした。
実際には、以下の手順から追加できました。
Insert > Field > More fields > Add Database file > Browse
フォントがないとレイアウトが崩れる
年賀状のように、文字の見た目や配置が重要なデータでは、フォントの有無がそのままレイアウト崩れにつながります。
特に毛筆フォントを使っている場合、代替フォントに置き換わると印象が大きく変わるため、先にフォントを入れておく方が安全です。
Tomboyメモの場所が分かりづらい
tomboy-ngのメモ保存場所は以下です。
$HOME/Library/Application Support/Tomboy-ng/Notes/
バックアップした .note ファイルをここへコピーすることで、過去のメモを再利用できます。
まとめ
Ubuntuで作成した年賀状データをMacで編集するために、まずフォント環境を揃え、その後LibreOffice側でページ設定と住所録データの追加を行いました。
また、作業手順がTomboyメモに残っていたため、Macへtomboy-ngを導入し、過去の .note ファイルを読み込めるようにしました。
今回のポイントは、年賀状ファイルそのものをいきなり編集する前に、フォント・住所録・過去メモの参照環境を先に整えたことです。
これにより、Ubuntuで作成していた年賀状作成環境を、Mac側でもある程度再現できるようになりました。

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