Piwigo でWeb フォトアルバム

今回は写真の管理を共有できるサーバーアプリを導入してみます
写真の共有といえば、Webサービスでは
Flicker や フォト蔵のような無料の写真共有サービスが有名です
今回は、XAMPPの環境上に、この写真共有サービスを
可能にするアプリ、Piwigo を導入します
Piwigo の主な機能は
カテゴリーによる分類わけ
マルチユーザで使用
サムネイル表示可能
フォトギャラリー再生が可能
機能拡張プラグインあり
などなどです
また、デモで体験することもできます
デモ版のURLは
http://piwigo.org/demo/
となっています
さて、Piwigo に必要な動作環境ですが
PHP5 以上
Webサーバー
MySQL 5以上
5MB 以上の空き容量
となっています
Piwigo の最新版は、http://piwigo.org/basics/downloads
からダウンロードできます
今回は、日経Linux 2011-04 に付録DVD内に収録されていたので
これをそのまま使います
cp /media/LIN201104/article/rensai_server/piwigo-2.1.6.zip .
で付録メディアから圧縮ファイルをコピー
unzip piwigo-2.1.6.zip -d /opt/lampp/htdocs/
で htdocs  へ解凍
次に、プラグイン、テーマファイルの追加のため
所有権を変更
XAMPPの場合
nobody となります
(正確には、httpd.confに設定されているもの)
cd /opt/lampp/htdocs/piwigo/
chown -R nobody ./themes
chown -R nobody ./plugins
続いて、MySQL の設定をします
データベースの作成だけしておけば
後は piwigo の初期設定で自動的に設定されます
/opt/lampp/bin/mysql -uroot -p
ログインしたら
create database piwigo character set utf8;
でデータベースを作成
grant all privileges on piwigo.* to user@localhost identified by ‘pass’;
でユーザ権限の設定
flush privileges;
で設定の再読み込み
quit
で抜けます
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ここまでの設定で
データベース名
piwigo
ユーザ
user
パスワード
pass
という設定になりました
----------------------------------------—-
これで、インストールの事前準備は完了ですが
このままでは転送制限があります
このため、PHPの設定ファイル php.ini を編集します
サーバーとXAMPPでは、微妙に設定ファイルの配置が
異なります
XAMPPの場合
/opt/lampp/etc/php.ini
となります
何行目に書いてあるかを探るには
# grep -n “post_max_size” /opt/lampp/etc/php.ini
で行番号まで検索できます
私の場合、すでに変更済みですが、参考なまでに実行結果です
735:post_max_size = 800M
同様に、アップロード最大ファイルサイズも変更してあります
# grep -n “upload_max_filesize” /opt/lampp/etc/php.ini
886:upload_max_filesize = 2000M
この値を変更するには、gedit で変更、もしくは
vi エディタや emacs
もしくは
sed コマンドで書き換えを行います
変更しただけでは反映されませんので
/opt/lampp/lampp reloadapach
で apache を再起動させます
ここまで終わりましたら
http://サーバーIPアドレス/piwigo/
へアクセスすることで、インストール画面がでます
今回、私の場合ですと
http://192.168.10.141/piwigo
です
以下は、今回の設定です
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ギャラリーのデフォルト言語
日本語(JP)
データベース名
MySQL
MySQL ホスト
localhost
ユーザ
user
パスワード
pass
データベース名
piwigo
データベーステーブル接続辞
piwigo_
ウェブマスタログイン
admin
ウェブマスタパスワード
master
パスワード(もう一度)
master
ウェブマスタメールアドレス
(RoundCube で作成したメールサーバーを使用
 詳しくは Webメールアプリ RoundCube を参照)
fedora@linuxwiki.com
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ここまで終了したら、次に写真をアップロードします
本来の目的である再現性にはなりませんが
とくに写真をもっていないので
iPod touch で撮影した写真をアップロードに
使います
ipod touch を USBに差すと
fedora13 の場合 shotwell が起動します
上から順番に
Photos
Events
Cameras
とありますので
Cameras
をクリックし
USB PHP Class Camera
をクリックすると、今まで撮影した写真が一覧として
表示されます
この状態で
File > import All
を選択すると、
ホームディレクトリの画像フォルダに、年号のディレクトリが
作成されます
例えば、今年なら
2011
というディレクトリになります
さらに、その下には
月ごとのディレクトリになります
11 とか 12 というディレクトリです
そして、日付ことのディレクトリになり、この中にようやく
写真が .JPG 拡張子で保存されています
この中から好きなファイルをアップロードします
アップロードするには
http://サーバーIPアドレス/piwigo
でアクセスしてログインし
カテゴリ名を入力
そして、
どこのグループまで写真を閲覧可能にするかを設定します
基本は、全員になっています
そこまで選んだら
Browse ボタンをクリックし、
アップロードしたい写真を選択して
最後にアップロードボタンを押します
アップロードするファイルが複数ある場合には
Browse で選択したあとに、もう一度ファイルを選択すれば
同じようにファイルを追加できます

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