Raspberry Pi を家電の学習リモコンにする
学習リモコンは、リモコンから送信される赤外線の信号を読み取って
本体に記録し
学習リモコンのボタンを押したときに
その赤外線の信号を送信するというもの
これと同じことが Raspberry Pi でもできる
Raspberry Pi を学習リモコンにできれば
エアコンとかテレビの操作も可能になる
Raspberry Pi で学習リモコンを実現するには
赤外線信号をデジタル信号に変換する
赤外線リモコン受信モジュール
そして
電気信号で赤外線を発光する
赤外線LED
を使うことになる
今回
赤外線リモコン受信モジュールには
PL-IRM2161-XD1
赤外線LEDには
5mm赤外線LED OSI5LA5113A (10個入)
を使用
また抵抗をつかうので
カーボン抵抗(炭素皮膜抵抗) 1/4W 220Ω (100本入)
を使用
そして、途中に ジャンパーワイヤーのオスオス
が必要
オスオスのジャンパワイヤーは
ハック ラズベリーパイ Raspberry Pi 電子工作入門キット。
に付属していたものを使用
なお、抵抗に関しては
カラー抵抗値の写真早読み表!
を参考にして確認
今回使う赤外線リモコン受信モジュールは
3本足で
リモコン受信の丸いものを前にした場合
一番左が Vout で信号の出力になる
真ん中は GND
一番右は Vcc で 3.3V 電源になる
今回は、信号の出力端子である Vout を
GPIO 17 左下6番めに接続し
GPIO 17 から Raspberry Pi に信号を取り込む
真ん中のGNDと RaspberryPi のGNDを接続
一番右が電源なので、
これと Raspbery PI の 3.3 V
一番左下と接続する
次に GPIO 18 左上6番めから
赤外線LEDの+、つまり足の長いほうへ接続するけど
途中に 220 Ωの抵抗をいれる
赤外線LEDのー、つまり足の短いほうと
赤外線受信モジュールのGNDを
ジャンパーケーブルのオスで接続
これで Raspberry PI から赤外線信号を送信できる
通常、赤外線LEDは流れる電流が大きいため
トランジスタなどで電流を増幅する
今回はGPIOへ直接さしている
これで配線はできたので、
次に
Raspbery Piで赤外線を扱えるようにするソフト
LIRC をインストール
sudo apt-get install lirc
次に LIRC モジュールを起動時に読み込むようにする
sudo vim /etc/modules
これで最終行に追記する
lirc_dev lirc_rpi gpio_in_pin=17 gpio_out_pin=18
これで再起動すると
ls -l /dev/lirc0
を実行すると
crw-rw---T 1 root video 247, 0 9月 9 22:31 /dev/lirc0
となる
これがデバイスファイルになる
LIRCをインストールすると
自動的に起動するけど
自動起動されたくないのなら
sudo update-rc.d lirc remove
自動起動するようにしたいのなら
sudo update-rc.d lirc defaults
ここまでで準備できたので
次に赤外線受信テスト
テストのため一度LIRC を停止
sudo /etc/init.d/lirc stop
次に mode2 コマンドを実行して
赤外線受信テスト
テスト終了は Ctrl + c でOK
しかし、実践しても認識しないため
続きは明日以降にすることに