ドル安と協調介入の可能性について考える

本日、ドル円が80円台に突入しました
以前、1995年に79円台になったとき、協調介入により
一気に円安へと流れが変わりました
ここで興味深いのが、どのようなプロセスで協調介入となったかのか?
ということです
以前から考えているのですが、日本単独の介入はおそらく
意味をなさないと思います
そもそもの原因が円に価値があっての円高ではなく
ドル安による円高なので、ここで介入しても
ヘッジファンドなどの売り場を提供するぐらいにしかならないと思います
ほぼすべての通貨に対してドル安のため、
円のみではない、ということです
それを確認するには、対ドルレートをみてみると非常にわかりやすいです
特に、豪ドルなどは、本日最高値を更新しました
オーストラリアは資源国であり、中国経済とかなりリンクしているようです
このため、中国経済が発展のサイクルである間は
輸出が好調となるのではないのでしょうか
本日のドル円の下げた要因に
シンガポールの対ドルでの値幅を広げたということがあります
シンガポールはドルペックのため、基本的には
ドルの動きにリンクして上下していますが
この動きが大きくなります
つまり、実質、通貨切り上げと判断されたようです
以前、中国の人民元の為替の変動幅を広げたことが
市場では、通貨切り上げのように判断されたことがありました
シンガポール、香港は、アジアの金融センターのようになってきているため
この地域を経由している資金などの影響もあるのかもしれません
本日のクロス円については、ドル円の下げ幅を
対ドルでの上昇がカバーし、極端に下げるようなことはなかったのですが
依然として対ドルでのロングが積み重ねられています
積み上げられたロングは、下げ要因となりますので
これからロングをつくるときには、ストップをいれましょう

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