シェルスクリプトでの四則演算
足し引き割に関しては
“で囲んで
expr の後に計算式をかけばOK
例えば
x=10
#足し算
echo `expr $x + 10`
#引き算
echo `expr $x – 5`
#割り算
echo `expr $x / 5`
とすれば
20
5
2
となる
注意するのは掛け算
• はワイルドカード扱いのため
\* というようにする
#掛け算 \* でないとエラー
echo `expr $x \* 10`
これで100になる
また、四則演算で()を用いて優先順位を
つけるときにも
() は \( \) というようにしないとエラーになるので注意
#四則演算の優先順位指定
echo `expr \( $x + 5 \) \* 2`
とすると
(10+5)*2 となり30になる
この\( と \) についても、
前後にスペースを開けないと違う結果になってしまうので注意
echo `expr \($x + 5 \) \* 2`
とすると
expr: 整数でない引数
になってしまう
あと、シェルスクリプトの場合、
変数宣言のときに
readonly をつけることで
値に代入できなくすることで
ファイルパスが変更されたりすることを防ぐことができる
#読み込み専用変数
readonly FILE_NAME=”hello.sh”
とした後で
FILE_NAME=”test.sh”
として実行すると
./enzan.sh: 行 23: FILE_NAME: 読み取り専用の変数です
というようにエラーがでて書き込めないのが確認できる
月別: 2013年6月
シェルスクリプトで数値演算
シェルスクリプトで数値演算
スクリプトで計算する時
x=10
echo $x
だと10になる
しかし
echo $x-2
とすると
8ではなく 10-2 となってしまう
このため、計算するときは
バッククオートを使う
Shift + @ で ` となるのでこれを使う
Shift + 7 の ’ と似ているので注意
これでかこむと
“で囲んだ中の式を評価して結果を返すようになる
なので、計算するコマンド expr を使って式を汲み立てる
expr は計算する Linux コマンド
詳しくは
【 expr 】 整数計算を行う
を参考
あと、expr の四則演算の記号の前後に
空白を入れないとエラーになる
今回なら
echo `expr $x – 2`
となる
これで
8 と表示されるようになる
シェルスクリプト基礎
シェルスクリプト基礎
#03 変数を使ってみよう
http://dotinstall.com/lessons/basic_shellscript/10603
を参考に
シェルスクリプトの変数について学習
シェルスクリプトでよく見る
exit 0
は正常終了という意味
シェルスクリプトの変数を使うときの注意点として
代入する時に
a=”hello”
というようにするときに、
=の前後にスペースをいれないこと
a = “hellow”
とかはダメ
作成した変数を使う時には
$a
というように
$をつけてつかう
ちなみに、echo とかで出力するときに
文字列なら
echo “$a”
というようにする
あと、他の変数と混ざらないように変数を
${a}
というようにすることもできる
意味は変わらない
echo で表示するなら
echo “${a}”
あと、よくある文字列の連結
PHPでは . でくっつけて
JavaScript では + で連結
で、シェルスクリプトの場合は
$a$a
というようにそのまま変数をくっつけるだけでOK
スペースを開けるときには
JavaScript では +” “+
としたけど
シェルスクリプトでは
“$a $a”
というように、スペースをあけるだけでOK
また、シェルスクリプトの文字列表現には
“”
’’
と2種類あり
” でかこんだ場合には、文字列の中身は展開されない
試しに
test.shを作成して
#!/bin/bash
a=”hello”
echo $a
echo “$a”
echo “${a}”
echo $a$a
echo “$a $a”
echo ‘$a’
として保存
chmod +x test.sh
で
./test.sh
を実行すると
hello
hello
hello
hellohello
hello hello
$a
となるのが確認できる
SQLite のデータのバックアップと復元
SQLite のデータのバックアップと復元
#18 データのバックアップ・復元
http://dotinstall.com/lessons/basic_sqlite/6418
を参考に
テーブル構造、データを外部ファイルに出力し
それを取り込む方法を学習
今回使用するのは
.dump
これはDBの内容をSQL文で出力する
バックアップを取るのに便利
テーブルだけバックアップするなら
.dump テーブル名
すべてのテーブルをバックアップするなら
テーブル名を指定せず
.dump
とすればOK
これらを直接ファイルに出力するには
出力先を変更する
出力先の設定確認は
.show
で行える
現在の設定は
echo: off
explain: off
headers: on
mode: list
nullvalue: “”
output: stdout
separator: “,”
stats: off
width:
で
出力先の設定部分は
output: stdout
になり、意味は画面表示
これを変更することで
ファイルに出力できるようになる
変更は
.output 出力するファイル名
今回は
.output data.dump
として
.dump data
と実行すると
data テーブルの中身が
SQL文でファイルに記述される
data.dump ファイルの中身を
cat data.dump で確認すると
PRAGMA foreign_keys=OFF;
BEGIN TRANSACTION;
CREATE TABLE data(name,score,team_text);
INSERT INTO “data” VALUES(‘hebereke’,1000,’A’);
INSERT INTO “data” VALUES(‘hiroshi’,400,’C’);
INSERT INTO “data” VALUES(‘tomonaga’,400,’B’);
COMMIT;
となっているのが確認できる
ちなみに、
.output の出力先を ファイルにした場合
.show などの結果もファイルに出力されてしまう
この変更は、一度
.exit で sqlite を抜けるか
もしくは
.output stdout
とすれば、元に戻る
ちなみに、ファイルに出力されたSQL文は
vim などで編集することが可能
変更後、再度読み込みしたいときには
.read
を使う
今回なら
.read data.dump
でOK
ただし、元のデータがあると、すでに存在していますという
エラーがでてしまうので、一度
drop table data;
.read data.dump
で読み込みする
SQL文にする使い道で一番大きいのは
カラムの編集
SQLite にはカラムを削除できないので
.dump で一度出力して
vim などでSQL文を修正し
失敗したテーブルを
drop table テーブル名
で削除
そして、テーブル作成のSQLを修正した dump ファイルを
.read で読み込んで修正というやりかたが使える
SQLite で外部ファイルからデータ読み込み
SQLite で外部ファイルからデータ読み込み
#17 外部ファイルからデータを取り込む
http://dotinstall.com/lessons/basic_sqlite/6417
を参考に、外部ファイルからデータの読み込みを学習
これにより、mysql で .sql ファイルからデータを
読み込んで実行するようなことができる
今回は、users.txt というテキストファイルに
データを記述
まず、vim でも gedit でもOKなので
データを書いて
users.txt というファイルで保存
中身は
taguchi,200
sasaki,400
yamashita,120
hebereke,800
また、新しいデータをとりこむため
練習テーブルも作成する
create table infile(name,score);
で infileテーブルと
name
score というカラムを作成
このテーブルに
users.txt の中身をいれるには
.import を使う
ただし、その前に区切り文字を指定しておく
デフォルトだと
データの区切り文字は | となっているけど
users.txt の中身のデータは , で区切ってあるので
これを変更する
現在の設定は
.show
でみることができる
ちなみに、現在は
echo: off
explain: off
headers: off
mode: list
nullvalue: “”
output: stdout
separator: “|”
stats: off
width:
これをみると、区切り文字を意味する
separator: “|”
となっているので、これを変更する
| から , に変更するには
.separator ,
とすればOK
.show
で確認すると
echo: off
explain: off
headers: off
mode: list
nullvalue: “”
output: stdout
separator: “,”
stats: off
width:
となり
separator: “,” に変更されている
この状態で
.import 読み込むファイル テーブル名
とすると
データを入れることができる
今回は users.txt を infile テーブルに入れるので
.import users.txt infile
select* from infile;
で確認すると
taguchi,200
sasaki,400
yamashita,120
hebereke,800
というように、反映されているのが確認できる
あと、設定で変更しておくと便利なのが
.header on
としておくと
デフォルトでは
select* from infile;
を実行すると
taguchi,200
sasaki,400
yamashita,120
hebereke,800
だけど
select* from infile;
name,score
taguchi,200
sasaki,400
yamashita,120
hebereke,800
というように、一番上にカラム名が表示されるようになる
SQLite での複数テーブルの取り扱い
#16 複数のテーブルを扱ってみよう
http://dotinstall.com/lessons/basic_sqlite/6416
を参考に
複数のテーブルからデータを抽出、集計する方法について学習
まずは、必要なテーブルなどを作成
create table games(user_id,score);
create table player(id integer primary key autoincrement,name,team);
次に
insert into player(name,team) values(‘taguchi’,’A’);
insert into player(name,team) values(‘sasaki’,’B’);
insert into player(name,team) values(‘himura’,’B’);
insert into player(name,team) values(‘yoshino’,’B’);
でデータ入力
確認は
select * from player;
次に、ゲームデータも挿入しておく
insert into games(user_id,score) values(1,200);
insert into games(user_id,score) values(1,300);
insert into games(user_id,score) values(1,20);
insert into games(user_id,score) values(1,220);
insert into games(user_id,score) values(1,120);
insert into games(user_id,score) values(2,50);
insert into games(user_id,score) values(2,40);
insert into games(user_id,score) values(3,40);
insert into games(user_id,score) values(3,120);
insert into games(user_id,score) values(3,140);
insert into games(user_id,score) values(4,140);
insert into games(user_id,score) values(4,10);
insert into games(user_id,score) values(4,100);
最後に、select * from games;
で内容を確認
これで準備OK
これで、ユーザごとに合計点数を集計する
複数テーブルにまたがる場合
select id, name, team, sum(score) from player, games where player.id = games.user_id group by player.id;
というように実行する
構文としては
select 選択するカラム名を,で区切って複数指定
from テーブル名を,で区切って複数指定
where 検索条件
というかんじになる
複数テーブルにまたがるときには
まずカラム名を指定するけど
重複する場合は
テーブル名.カラム名というように書いて指定する
今回の場合なら
games.user_id
とか
games.name
というように、
テーブル名とカラムを . でつなげて書く
そして、今回の where の条件は
player テーブルのid
と
games テーブルの user_id
が同じものを集計したいので
where
player.id = games.user_id
今回は user_id で集計をしたいので
group by player.id;
となる
group by は ~でという意味
select id, name, team, sum(score) from player, games where player.id = games.user_id group by player.id;
の
実行結果は
1|taguchi|A|860
2|sasaki|B|90
3|himura|B|300
4|yoshino|B|250
となる
これは、player のIDが人の番号で
games の user_id も人の番号となっているんで
連携しているので簡単に集計ができている
SQLite のデータ削除
SQLite のデータ削除
#15 データを削除してみよう
http://dotinstall.com/lessons/basic_sqlite/6415
を参考に
SQLite でのデータ削除方法を学習
データ削除には
delete を使う
delete from data where score <=100;
というように
score が 100 以下のものを削除するように実行すると
hebereke|1000|A
sasaki|100|B
hiroshi|400|C
hiyano|500|A
tomonaga|400|B
が
hebereke|1000|A
hiroshi|400|C
hiyano|500|A
tomonaga|400|B
というように
消えているのが確認できます
書式にすると
delete from テーブル名 where 消す条件
where をつけずに実行すると
テーブルの中身がすべて消えるので注意
例えば
select * from user;
で
taguchi|200|||
sasaki|100|||
hiroshi|400|||
hiyano|500|||
||A||
||B||
higuchi||||2013-06-03 10:48:19
となっているのを
delete from user ;
とすると
すべて消えます
select * from user;
を実行しても、空なので何もでてきません
あと、SQLite で覚えておくと便利なのが
ROWID
これは、中のデータを連番で管理している番号を表示するもの
select ROWID, * from テーブル名;
とすると、番号つきで表示される
select ROWID, * from data;
1|hebereke|1000|A
3|hiroshi|400|C
4|hiyano|500|A
5|tomonaga|400|B
というかんじ
この ROWID の使い道は、where で消したいものが
うまく指定できないときに使う
delete from data where ROWID=4;
とすると
1|hebereke|1000|A
3|hiroshi|400|C
5|tomonaga|400|B
となり
ROWID=4 のところだけ消える
SQLite のデータ更新方法
SQLite のデータ更新方法
#14 データを更新してみよう
http://dotinstall.com/lessons/basic_sqlite/6414
を参考に
SQLite のデータ更新方法を学習
更新には update を使う
update data set name =’dotinstall_taguchi’ where name=’taguchi’;
というようにすれば
name=’taguchi’
の部分だけ
name =’dotinstall_taguchi’
となる
このときに、where で条件を指定しないと
名前がみなdotinstall_taguchi になってしまうので注意
構文にすると
update テーブル名 set カラム名 =新しい値 where 対象のカラムとデータ
となる
これにより
taguchi|200|A
sasaki|100|B
hiroshi|400|C
hiyano|500|A
tomonaga|400|B
から
dotinstalltaguchi|200|A
sasaki|100|B
hiroshi|400|C
hiyano|500|A
tomonaga|400|B
に変更される
name だけでなく
name と score というように、複数のカラムの変更も可能
その場合には
カラムを , で区切って実行する
update data set name=’hebereke’,score=1000 where name=’dotinstalltaguchi’;
というように、
dotinstalltaguchi のところを
name=hebereke
score=1000
に修正してみた
select * from data;
で結果を確認してみると
hebereke|1000|A
sasaki|100|B
hiroshi|400|C
hiyano|500|A
tomonaga|400|B
となっていて、修正できているのが確認できる
これにより、値の修正が可能なので
間違えて入力したり
ゲームに使う時に値を変更しながらDBへ格納することが
可能になる
SQLite での日付、時刻の取り扱い
SQLite での日付、時刻の取り扱い
#13 日付・時刻を扱ってみよう
http://dotinstall.com/lessons/basic_sqlite/6413
を参考に
日付、時刻について学習
SQLite では、いくつかの定数で時刻を得ることができる
select current_time;
で現在時刻の取得
select current_date;
で現在の日付
select current_timestamp;
で現在の日付と時刻が表示できる
試しに
create table date(name,crated);
でテーブルを作成して
insert into date(name,crated) values(‘higuchi’,current_timestamp);
でデータ挿入
select * from date;
higuchi|2013-06-03 10:52:36
というように、現在時刻が入っていることが確認できる
日付関連リファレンスは
http://www.sqlite.org/lang_datefunc.html
を参考に
この中で一番使われるのが
strftime(format, timestring, modifier, modifier, …)
というタイプ
指定できるフォーマットは
%d
day of month: 00
%f
fractional seconds: SS.SSS
%H
hour: 00-24
%j
day of year: 001-366
%J
Julian day number
%m
month: 01-12
%M
minute: 00-59
%s
seconds since 1970-01-01
%S
seconds: 00-59
%w
day of week 0-6 with Sunday==0
%W
week of year: 00-53
%Y
year: 0000-9999
%% %
これらのフォーマットを利用して
current_timestamp を日本語表記にするには
strftime(‘%Y年’,current_timestamp)
というようにする
select current_timestamp;
の場合
2013-06-03 11:01:44
となるけど
select strftime(‘%Y年’,current_timestamp);
とすると
2013年
となる
時刻の取得関連はゲーム関連で使うことが多いので
覚えておくと便利
SQLite のデータ集計
SQLite のデータ集計
#12 データを集計してみよう
http://dotinstall.com/lessons/basic_sqlite/6412
を参考に、データ集計に使う関数を学習
すでに作成してある user テーブルに
team test
というカラムを追加したいので
alter table user add column team text;
として
alter table テーブル名 add column カラム名;
としてカラムを追加できる
あとは、追加したカラムに値を追加する
データ追加は insert を使う
しかし、
insert into user(team text) values(‘A’);
とすると
Error: near “text”: syntax error
となるので、別のテーブルを作成し、データを追加
create table data(name,score,team_text);
でテーブルを作成し
insert into data(name,score,team_text) values(‘taguchi’,200,’A’);
insert into data(name,score,team_text) values(‘sasaki’,100,’B’);
insert into data(name,score,team_text) values(‘hiroshi’,400,’C’);
insert into data(name,score,team_text) values(‘hiyano’,500,’A’);
insert into data(name,score,team_text) values(‘tomonaga’,400,’B’);
でデータ挿入
確認のため
select * from data;
で中身を確認
taguchi|200|A
sasaki|100|B
hiroshi|400|C
hiyano|500|A
tomonaga|400|B
これで準備はOK
これで実践開
select distinct とすると、ユニークな値を抽出する
select distinct team_text from data;
とすると、team_text の中から
A
B
C
というように、チームをわけて出力することができる
つまり、被らないように出力する
使い道としては識別するときに使う
次にグループごとのデータの集計
集計には Excel とおなじように
sum() で行うことができる
また、グループわけして行いたいのなら
group by
を使う
今回は
select team_text ,sum(score) from data group by team_text;
内容は
select team_text ,sum(score) from data
で
data テーブルにある
team_text の score の値を合計する
group by team_text;
で、team_text ごとに
という意味
group by は
~ごとに
というかんじで覚えるとわかりやすい
もともとのデータが
taguchi|200|A
sasaki|100|B
hiroshi|400|C
hiyano|500|A
tomonaga|400|B
なので、
select team_text ,sum(score) from data group by team_text;
でチームごとの合計点にすると
A|700
B|500
C|400
となる
ゲームや、成績表など、いろいろと用途はあるので
覚えておくと便利