今月の中ごろに、76円台となり、その後、協調介入により
一気に81円台まで円安が進行
その後、円安の傾向となっています
ただ、対ドルでの状況をみると、そこまでドル安が進行しているのでは
ないようです
クロス円の大幅な上昇は、ドル円の上昇が原因となっているようです
ただ、いまだに対ドルでの各通貨が高止まりしているため
結果としてクロス円が上昇している、という状況です
毎度ながらのパターンなのですが、
雇用統計のでる週は、ほとんどリスク嗜好となり、
ありえないほどの上昇が起きやすくなります
ただ、大抵はその後、大幅な下落が待っているのですが
為替の変動の要因は、実需(需要と供給のバランス)
そして仮需要(投機資金)が関連し
その流れを生み出しています
毎週月曜日には、IMMのポジションがロングなのか
ショートなのかが発表され、
そのポジション量についてのコメントがでます
クロス円の売買を行うときに、もっとも影響を受けるのが
ドル円のレート、つまり円のポジションです
もし、円ロングがたまっていると
なっているなら、要注意です
ポジション調整により、円安になる可能性があります
投機ポジションは反対売買を行わないと利益になりません
このため、反転するタイミングがどこかで発生します
逆に考えれば、この投機ポジションの量と、要因をチェックし
ある程度のポジションがたまってきているときに、
ピラミッドのように段階的にポジションを積んでいくという
手法をとることもできます
ロングなら、反転狙いで、下がったときに積み増しし
上昇するごとに決済していきます
逆に、ショートなら、すこしずつ売っていき
下げるたびに決済していきます
このときに重要なのが、下げたときに追撃で売らないこと
そして、上がっているときには追加で買い増ししないことです
もし、追撃で勝負するなら、決済したポジション量以下で行うべきです
また最初から、大量の資金でポジションを作らず
様子見程度のポジション量で行う方が無難です