高まる米国の政策への期待感

米国の失業率は予想どおりの悪化となりました
そして、その後に消費者信頼残高がでましたが、
こちらは予想の2倍の悪化でした
しかし、それにもかかわらず上昇しています
これは9日に政策が発表されることを織り込んだ値動きのようです
つまり、ここまで経済状況が悪化しているのだから、
早急に対策がとられるという思い込みからくる期待感です
しかし、本当にそこまで解決できるのでしょうか?
去年の11月に、金融機関に対する法案がでましたが
上院で否決され、その後再度審議した結果、法案は通りました
しかし、その後の値動きは暴落でした
今回は2月13日にヘッジファンドなどの解約などの申込日があるそうです
それを過ぎても、日本企業の円高要因が残りますので
これで市場が回復傾向に向かうとは思えません
利益が出ているのであれば、最悪でも利益が残るラインで
ストップをつけるようにし、含み益が含み損になるようなことは
避けたいものです

当面は円高の可能性あり?

27日月曜に中古住宅販売件数が予想よりよかったことで
そこからは、やや円安に向かったようですが、新築住宅販売件数が予想以下のため
円高へ向かいました
米穀では、ノンリコースローンにより
ローンが払えなくなると住宅が差し押さえになります
ここ最近は、差し押さえが激増し、価格が暴落
そのため、中古住宅の値段が割安に感じる状態になりました
そして、価格下落のため、
ローンの月々の返済額が、賃貸の月額家賃以下になったところもあるとか
このため、買った方が得と考える人がでてきたようです
さて、ここで問題になるのが
住宅ローンを銀行が貸してくれるのか?という問題
米国では、破産履歴よりクレジットヒストリーが重要とか?
ちなみに、肝心の銀行ですが、FRBがMBS(モーゲージ担保証券)の買収をしたため
既存のローンは売却し、新しくローンを販売しているらしい
モーゲージ担保証券は、住宅ローン担保証券
あと、FRBのゼロ金利政策で、住宅ローン金利も級洛中
そんなわけで、住宅ローンを組む人もでてきている模様
でも、雇用は最悪のため
どう考えても、毎週木曜日の米穀失業保険申請数ではドル売りになりそう
高金利通貨といわれた NZドルも相次ぐ利下げで
おそらくは叩き売りになる可能性があります
3月には日本企業の円買いになりそうですから、しばらくは円高ではないかと
思います

昨日の上げた理由は?

昨日は、日経平均が大幅に上がり、そして円安になっています
いくつか調べたところ、中古住宅販売件数が予想よりよかったようです
アメリカのローンは、ノンリコースローンが主流です
ちなみに、このノンリコースローンは
日本のローンでよくあるリコースローンとは異なり、
ローンが払えなくなったときには、その家を手放して終わりです
去年から本格化した住宅バブル崩壊により、
差し押さえられることがたくさんあり、住宅価格も暴落
現状では、金利も下がったこともあり、
今までの価格に比べたら割安という感覚もでてきます
そうなれば、ローンをくんでまた家を購入する人もでてくるでしょう
しかし、いくら値下がりしたとはいえ
雇用不安の現状では、いつリストラされてローンが払えなくなるか
わかりません
いまは大統領が代わり、期待に満ちていますが
まだ問題は解決したわけではないですから・・・
たしか、現状では時価会計が凍結されているはずです
そして企業のリストラもまだしばらくは続くと思います
当面は短期売買メインでいきたいとおもいます

くりっく365のレバレッジが50倍に落ちました

昨日、メールでくりっく365がレバレッジ100倍になるときたのですが
今日、金融庁からのはたらきかけで、50倍のレバレッジになりました
非常に残念です
レバレッジが高い=ハイリスクではありません
コントロールできないのがハイリスクです
株式投資もおなじです
信用取引が危険ではありません
コントロールできないのに3倍の資金を使うと危険なのです
このため、信用取引をするときに
投資経験が何年かを聞かれるのです
ぶっちゃけいうと、
レバレッジをかけなくても損はすることはありますし
300倍のレバレッジをかけても勝てないということもあります
重要なのは資金管理や危機管理能力です
投資も仕事も起業も自転車にのることも同じです
経験してうまくなったり、成長します
自転車に始めて乗ろうとすれば、たぶん転びます
でも、繰り返して転んでいくうちにどうすればのれるか考えます
投資も同じです
損しない=転ばない という前提で
投資をする=自転車に乗る をするのは無理です
人間は始めてのものなら、まず失敗します
でも失敗しても、そこから学習すればいいのですから
重要なのは、失敗しないことではありません
失敗から学び取ることではないのでしょうか

くりっく365のレバレッジが100杯に

2月9日から、くりっく365のレバレッジが100倍までかけられます
よく、レバレッジは危険といいますが、
1、損切りをすること
2、資金管理ができること
といったことができるのであれば、
大変便利になります
レバレッジをかけて失敗するのは、
資金コントロールができていないためです
よくありがちな話では、
資金を全部かけて、失敗し
そして資金を失ってしまったということです
これではレバレッジの意味がありません
レバレッジを高くしても、実際に証拠金を多めにして
拘束資金をへらし、回転率をあげるというのが
レバレッジを使う、ということではないのでしょうか
レバレッジ100倍でも、レバレッジをかけなくても
結局は同じ損益になります
それなら、レバレッジをかけて必要仁おうじて損切りし
効率をあげるようにしたほうがいいとおもいます
レバレッジをかけて一発逆転という発想ではなく
拘束資金を減らすという発想にすると、また違った方法になるのでは
ないのでしょうか

乱高下するレート

今日は、朝上がったようですが、
結局はマイナスに戻ってきています
本日は、米穀市場がお休みですので、妙な値動きをしそうです
金曜日は、BOAの救済ということで、米穀市場の不安が後退し
その結果上がりました
しかし、いくら救済策をとったとはいえ
過剰反応しすぎではないのでしょうか?
そもそも
金融危機の本質的な解決は何も解決していませんので
ユーロは、ECBの利下げの噂から
下げています
また、アイスランドのユーロ脱退の噂もありました
GMなどビッグスリーはおそらく救済するとはおもえませんし
今後も爆弾となって残るのでしょう
3月には、日本企業による円のレバトリが考えられます
最近はここ数年になかった値動きになりそうですので
ポジションを持つときには十分な注意が必要です
今週には日銀の政策金利がありますけど、なんかあまり市場インパクトは
なさそう・・・
3月くらいには、オバマ政権の手腕の結果がでてくると思いますが
そう簡単に解決する問題ではないので
ここまで下げたから、という安易な理由で買わないようにしましょう

原油価格とユーロ/ドル

最近は、原油価格とユーロ/ドルがリンクしています
原油価格上昇=ユーロドルも「上昇」
原油価格下落=ユーロドルも「下落」
原油価格は、経済が悪化し、需要が減るとそれに応じて
原油価格も下がります
つまり、ガソリンも安くなります
たまに、OPECが原油価格を保つために、減産などをほのめかし
ある程度の口先介入もどきしていますが、まだまだ下げそうです
今年のアメリカのテーマが環境であるならば、
クリーンエネルギーへの転換、リサイクル技術の進歩があるかもしれません
リサイクル技術の進歩は、資源価格高騰に歯止めがかかります
クリーンエネルギーへの転換は、原油消費量を減らします
となれば、原油価格はもう少し下落するとう可能性が考えられます

ドルの叩き売り?

今日の雇用統計をみたところ、すさまじい悪化です
最近、次期大統領に期待をしているためか、ドル買いとなっています
しかし、現状のアメリカをそう簡単に直せるのならば、
ここまで金融不安にはならなかったはずです
週末には雇用統計が発表されます
週末でもありますし、月曜日は東京市場が休みのため
予想外の値動きや、窓があく、という展開もあります
ここ最近のポジションの巻き返しになるというよりは
ドル売りになりそうなので
対ドル通貨ペアはロング、
クロス円は、ドル円が下がりそうだが、対ドルがどこまで動くか微妙という
展開になるので見送り
ドル円ショート
といったところでしょうか
GMなどの救済にしても、去年は破綻はしませんでしたが
今年も安泰とはかぎりません
絶対的に安全な企業は、おそらくどんな職種でも存在しないでしょう

まだ下げそうなユーロドル

ユーロドルが大幅に下げてきています
イタリアの債権取引をめぐる損害賠償の報道以来下げています
下げつづけている要因は他にもあるようです
ユーロ/ポンド ではパリティを目指した動きがありましたので
これに便乗したロングの積み重ねがありました
また、ユーロ/ドルでは、金利差を背景にしたロングがありました
しかし、ここ最近は、いくら根拠があるとはいえ、急激にあがりました
したがって、下がっても不思議はないとおもわれます
また、金利差を背景にしたポジションは、
今月のECBの金利発表のまでに崩れるというリスクもあります
いずれにせよ
これらの影響で、ポンド/ドル、ドル/円については
多少あがってくる可能性があります
また、雇用統計が想定範囲内であるならば、
ドルが買われるという可能性がでてきます
人間は期待値で行動します
しばらくの間は、次期大統領の経済に対するとりくみに
期待したドル買いとなる可能性があります
ただ、雇用統計、クリスマス商戦の結果、そして3月の日本企業の決算による
円鷹には注意するべきだとおもいます

今日の取引は東京時間で終わり

本日の取引は、海外市場がお休みなので
東京時間で終わりです
クリスマス休暇ということもあり、全然動かない相場でした
まぁ年内も残すところあと少しです
無理なポジションメイクをせず
来年からまた頑張りましょう
今日のように参加者が少なく、読めない日は
何もしないということも重要です
スワップ金利はすでに低下してしまい
下手にポジションメイクすると即座にロスカットされるリスクすらあります
年内はビッグ3が破綻はないだろうという安心感が市場では漂っています
しかし、1月にはクリスマス商戦の結果がでますし
来年もまた、金融機関の損失、そして決算により市場はあれると
おもっています
アメリカはゼロ金利にしました
しかし、かつて日本がゼロ金利を導入したのは2001年でしたが
株価が下げどまったのは2003年です
基本的にゼロ金利の効果がでてくるのは
金融機関が安定化し、ある程度の企業の淘汰がすすんだ後になるでしょう
現状の金融機関は、サブプライム関連の損失
そして、その他の業種の企業もいつつぶれるか分からないような状況
こういった中で、銀行が貸し渋り、貸しはがしをすることはあっても
貸出をするとは思えません
株も大きく値を下げ、雑誌等では買い時とかいてあることもあります
しかし、企業業績が悪くなれば、当然配当金も減配、無配になる
という可能性もあります
株も為替も安易に値下がりしたから買い時ではなく、
自分なりの根拠を持って購入し、その根拠が崩れたら始末するという
割り切りが必要なのかもしれません