ubuntu 10,10 で Google Chrome

日経Linux 2011-2 に
HTML5 でつくるAndroid アプリという
特集がありましたので、これを実線してみます
ただし、これには
Google Chrome
というブラウザを使います
通常、ubuntu にはfirefox がインストールされていますが
HTNL5 のAPIに対応していない面もありますので
Chrome をインストールします
Ubuntuでも使えるGoogle Chrome(Chromium Web Browser)
を参考にインストールしました
最初に
sudo gedit /etc/apt/sources.list
でファイルを開き、ファイルの一番下に
deb http://ppa.launchpad.net/chromium-daily/ppa/ubuntu jaunty main
deb-src http://ppa.launchpad.net/chromium-daily/ppa/ubuntu jaunty main
を追記し、保存します
次に
sudo apt-key adv –recv-keys –keyserver keyserver.ubuntu.com 0xfbef0d696de1c72ba5a835fe5a9bf3bb4e5e17b5
で鍵をいれます
最後に
sudo apt-get update
sudo apt-get install chromium-browser
でインストールします
次回以降の
インストールを楽にするために
Dropbox へ
chroum_setup.sh
というファイルを作成し
内容を
#!/bin/bash
sudo echo ‘
deb http://ppa.launchpad.net/chromium-daily/ppa/ubuntu jaunty main’ >> /etc/apt/sources.list
sudo echo ‘
deb-src http://ppa.launchpad.net/chromium-daily/ppa/ubuntu jaunty main’ >> /etc/apt/sources.list
sudo apt-key adv –recv-keys –keyserver keyserver.ubuntu.com 0xfbef0d696de1c72ba5a835fe5a9bf3bb4e5e17b5
sudo apt-get -y update
sudo apt-get -y install chromium-browser
として保存してみました
おそらく、これで次回からは
スクリプトを実行するだけでインストールできるはずです
最近は、極力設定をコマンドで行うようにしています
Dropbox に設定スクリプトを保存しておけば
仮想環境などでインストールしたときや
新しいマシンに設定するときに楽になると思うからです
ちなみに、
echo ‘文字列’ >> ファイル名
は、文字列をファイルの最終行に記述するという意味になります
詳しくは
お便利サーバー,com というサイトの
echo~文字や変数を画面に表示する
を見ると、とてもわかりやすいと思います

選択範囲にシェルのコマンドを実行

他にも、vi には便利な機能があります
指定した範囲に対して、シェルのコマンドを実行し、現在の内容と書き換えることができます
この構文は
範囲 !コマンド
になります
例として
linux fedora mac
windows mac win
linux fedora android
mac win ubuntu
debian redhat knopix
backtrack vine
という内容のファイルで
:%!cat -n
とすると
1 linux fedora mac
2 windows mac win
3 linux fedora android
4 mac win ubuntu
5 debian redhat knopix
6 backtrack vine
~
というように
番号がついて表示されます
また
:.,$w text.txt
というようすることで
指定した行を別のファイルに書き出すことも可能です
ただし、:w で保存したい場合
正規表現を使えません
正規表現を使って、当てはまる条件のものだけを別のファイルに抜き出すには
001:田中:男:21
002:鈴木:女:19
003:伊藤:男:31
004:山田:女:27
005:井上:男:18
006:佐藤:女:22
の場合
:w !grep “:男:” > men.txt
とすると
:男:
の文字を含む行だけを抜きだしたファイルを
作成できます
ちなみに内容は
001:田中:男:21
003:伊藤:男:31
005:井上:男:18
となり、無事に男の名前のみ抜き出したファイルが作成されました
ちなみに、行ったexコマンドの実行結果は
$history のように
:his
で実行結果をみれます
ただし、一度 vi を閉じると
この履歴は見れないようです

正規表現で置き換え文字を指定

正規表現を置き換え文字の指定に使えます
例として
001:田中:男:21
002:鈴木:女:19
003:伊藤:男:31
004:山田:女:27
005:井上:男:18
006:佐藤:女:22
という内容のファイルの性別のところを削除
してみます
:%s/:[男女]:/:/g
を実行すると
:男:と:女:の部分が
:
に置き換えられて
001:田中:21
002:鈴木:19
003:伊藤:31
004:山田:27
005:井上:18
006:佐藤:22
となります
また、vi のexコマンド :d と正規表現を
組み合わせ、対象行を設定できます
もし、:男: を含む行を削除するなら
:g/:男:/d
とすれば
001:田中:男:21
002:鈴木:女:19
003:伊藤:男:31
004:山田:女:27
005:井上:男:18
006:佐藤:女:22

002:鈴木:女:19
004:山田:女:27
006:佐藤:女:22
となります
この正規表現置き換えは
ビジュアルモード
でもできます
例として
:v で
ビジュアルモードになり範囲指定後に

をタイプすると
:’<,'>
がでるので
これに続いて 変更内容を記述します
今回は : を, に変更してみます
これを実行するには
:<','>s/:/,/g
とすれば
選択範囲が書き換えられ
001,田中,男,21
002,鈴木,女,19
003,伊藤,男,31
004,山田,女,27
005,井上,男,18
006,佐藤,女,22
となります

vi で正規表現による置き換え

vi 範囲を指定するときなどに
正規表現を使うと、効率的な
編集が可能になります
とくに、
コメントアウトなどの作業にはとても役立ちます
行頭を示す ^
ファイルの最後を示す $
現在のカーソルを示す .
これらを使い、現在のカーソル位置から
ファイルの最後まで、行頭に#を追加し
コメントアウトします
:.,$s/^/# /
unix mac linux unix windows linux
# unix mac linux unix windows linux
# unix mac linux unix windows linux
# unix mac linux unix windows linux
# unix mac linux unix windows linux
# unix mac linux unix windows linux
となりました
この方法を使うと
設定ファイルで、セキュリティ対応のため
コメントアウトするという場所が
たくさん存在するというときに
非常に役立ちます
さすがに
1行ずつ#を加えていくのは大変ですから
また、行頭が~で始まるところだけ置き換えるということもできます
これには
置き換えする範囲を正規表現で指定する機能をつかいます
構文は
:g/正規表現パターン/s/変える文字/変えたい文字/g
とします
今回の例では
行頭が linux で始まるところを変換してみます
linux fedora mac
windows mac win
linux fedora android
mac win ubuntu
debian redhat knopix
backtrack vine
~
というファイルを変更します
:g/^linux/s/linux/redhat enterprize/g
を実行すると
redhat enterprize fedora mac
windows mac win
redhat enterprize fedora android
mac win ubuntu
debian redhat knopix
backtrack vine
となりました

vi のフラグ

viのフラグを使うことで、より効率的に
編集することができます
通常、範囲を指定しないと
最初の当てはまる文字だけ変換するだけですが
g フラグをつけると、範囲内すべてを変換できます
例えば
unix mac linux unix windows linux
unix mac linux unix windows linux
unix mac linux unix windows linux
unix mac linux unix windows linux
unix mac linux unix windows linux
unix mac linux unix windows linux
という内容のファイルを変換するときに
:s/unix/linux/
では
linux mac linux unix windows linux
unix mac linux unix windows linux
unix mac linux unix windows linux
unix mac linux unix windows linux
unix mac linux unix windows linux
unix mac linux unix windows linux
となりますが
:s/unix/linux/g
とすると
linux mac linux linux windows linux
unix mac linux unix windows linux
unix mac linux unix windows linux
unix mac linux unix windows linux
unix mac linux unix windows linux
unix mac linux unix windows linux
というように、カーソルの行すべてを変換します
また、大文字、小文字を関係なく変換するには
i オプションを使います
オプションは組み合わせて使用できます
例えば
:s/unix/linux/gi
とすれば、大文字小文字関係なく変換できます
もっとも多用するのが、範囲指定です
範囲指定に
%
を使うことで、ファイル内すべてを指定できます
逆に範囲指定するには
1,2 というように開始行終了行を指定します
<例>%で当てはまる範囲をファイルすべてに指定 :%s/unix/linux/gi <例2>2~5行めのみ変換
:2,5s/mac/windows/g
このように、範囲指定には
開始行,終了行
というように設定します
ちなみに、例2の実行結果は
unix mac linux unix windows linux
unix windows linux unix windows linux
unix windows linux unix windows linux
unix windows linux unix windows linux
unix windows linux unix windows linux
unix mac linux unix windows linux
となりました
行番号がわからず、もしくは
調べるのが面倒な場合
.


を使うと便利です
. は、現在のカーソル位置を示し
$は最終行を意味します
すべて変えるなら

で十分です
<例>最初から、カーソルのある2行めまで
linux をfedora へ変更
:1,.s/linux/fedora/g
unix mac fedora unix windows fedora
unix mac fedora unix windows fedora
unix mac linux unix windows linux
unix mac linux unix windows linux
unix mac linux unix windows linux
unix mac linux unix windows linux
<例2>カーソルのある2行めから最後まで
unix を ubuntu へ変更
(最初のunixのみ)
:.,$s/unix/ubuntu/
unix mac linux unix windows linux
ubuntu mac linux unix windows linux
ubuntu mac linux unix windows linux
ubuntu mac linux unix windows linux
ubuntu mac linux unix windows linux
ubuntu mac linux unix windows linux
この方法を使うと、かなり効率的に設定ファイルを変更できます
とくに、apache の設定を変更
などというときには
あらかじめ
:set number
で場所を調べておき
この設定変更を使うと、簡単に置き換えできます

vi の文字置き換え機能

vi ではsed コマンドのようにuravi
文字の置き換えができます
構文は
:範囲s/置き換える文字/置き換えたい文字/フラグ
となります
範囲については
行単位で指定となり、省略すると現在のカーソルの行のみになります
例題として
unix mac linux windows unix linux
というファイルを
vi test2
で作成し
yy5p
で内容をコピーし
:s/unix/linux/
とすると
カーソルの行だけ変更されますが
あとはそのままです
これらを解決するには
フラグを利用します

ClipBucket カスタマイズ

clipbucket をカスタマイズし
サイトデザインの変更ができます
テーマファイルが、clipbucket の公式サイトである
http://clip-bucket.com/free-themes
にありますので、ここから好きなファイルをダウンロードしてきます
今回は、iClear Dark をダウンロードしてみました
cd ../ダウンロード/
unzip iclear-dark-33-2.0.zip
で解凍
mv theme/* /opt/lampp/htdocs/clipbucket/styles/
でテーマファイルを移動
mv plugins/* /opt/lampp/htdocs/clipbucket/plugins/
で拡張機能を移動しておきます
ここまで終わったら
次に管理者画面にログインし
設定の反映作業を行います
画面左側の Plugin Manager > Plugin Managerをクリックし
次の画面を開きます
画面の一番下のほうに
Available Plugins
が書いてあるあたりに
Flash Recently Watched Videos
があるので、ここにチェックをいれ install をクリックすれば
拡張機能で、プレビューをホーム画面に表示できるようになります
テンプレートを変更するには
管理者画面で
Templates And Plugin > Template Manager
をクリックし
変更したいテンプレートをクリックすれば完了です

ClipBucket その6

ある程度の設定ができてきたので、一旦セキュリティのためにも
管理者のパスワードを変更します
MY ACCOUNT をクリックし
次に
Change Password
をクリックし、パスワードを変更します
old password に現在使用しているパスワードを入力
New password に変更するパスワードを入力
confirm password には確認のため、もう一度新しいパスワードを入力します
これらを入力後。画面右下の change password をクリックすることで
設定が反映されます
さて、一般ユーザを追加する場合ですが
現在の場合、MY ACCOUNT の画面になっているので、ここから画面左上にある
Admin Panel
をクリックし
管理者の画面に移動します
ここで、画面左側にある
Users > Add Member
を選択し
username にユーザ名
emaiL はメールアドレス
password にパスワード
confirm password に確認のため、もう一度パスワード
(confirm は確認という意味です)
country に国籍(日本なので japanを選択)
Gender は性別
(Man は男、Female は女)
Date of Birth は誕生日
それ以降はデフォルト設定にしました
最後に Add Member をクリックして登録完了です
成功すれば
New member has been added
と表示されます
実際には、サーバーにアクセスしてログインするときに
新規ユーザ登録はできるのですが
結局はadmin でログインして、許可をださないと使えないので
面倒なので 今回は admin で最初からログインし
ユーザ登録をしました

ClipBucket その5

前回までの設定でインストール、初期設定が完了したので
あとは利用を始めます
まず、動画がないと利用する意味がないので
まずはアップロードからになります
http://IPアドレス/clipbucket/
でアクセスします
次に upload をクリックし
ユーザ名 admin
パスワード admin
でログインします
upload の画面で
TITLE に動画のタイトル
Description に説明
カテゴリわけされていないので
Uncategorized にチェックをいれます
TAGS には、キーワードをいれます
あとは、Contenue to Upload をクリックし
次の画面で upload をクリックすると
アップロード画面がでてくるので
あとはアップロードしたいファイルを指定すれば
送信されます
設定などが間違っていなければ
Video upload Has Been Completed
表示され、アップロード成功になります
ただし、アップロード完了しても
crontab を使った変換処理が終わらないと
見ることはできません
前回行った、crontab の毎分、毎時。毎日の設定になっているため
ここは待つしかありません
さすがに crontab には毎秒がないので、これは仕方ありません
変換処理の進行状況を調べるには
MY VIDEOS をクリックすると
進行状況が調べられます
PROCESSING なら処理中
SUCESSFULL なら処理完了
FAILED なら失敗になります
さて、次回は、一般ユーザを追加してみます

使うと便利な exコマンド

vi でファイルを編集しているときに
よく、パスを記述するのにわからない
そのため、一度vi を終了し
ls -l を実行し、その後再度 vi で編集
とすることがあると思います
そんなときには
vi の exコマンドがとても役立ちます
例えば
vi スクリプトを作成しているときに
/home/wiki/Document
の一覧を見たいときには
:!ls -l /home/wiki/Document
とすれば
わざわざ一度 vi を終了しなくても
見ることができます
さらに、もっと楽にすることもできます
exコマンドの実行結果を
カーソルの次の行に書き込むことnができます
構文は
:r !コマンド
となります
例えば
:r ! date
とすれば
現在の日時がカーソルの次の行に
書き込まれます