強まる金融規制

詳細は明らかにされてませんが
ドイツ政府により、国債、クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)の空売りに関する規制を導入するようです
ドイツの主な金融機関10銀の株式とユーロ圏国債のCDSを対象に空売りを禁止
とのこと
これだけなら
暴落の引き金にはならなかったと思いますが、
問題は金融取引税
これを入れてしまうと、一気に資金流出しそうです
一番懸念されるのは、
日本も便乗して金融取引税を実行してしまうこと
そうなると、かなりの資金が日本からなくなる危険があります

ストップロスとショートカバー

ここ最近は、
ユーロの対ドルでの暴落が目立ちます
まぁユーロそのものに対する不安からによるものと思われますが
こういうとき、思わず便乗して売りたくなりますが
暴落中に売るより
反動でもどったときに売るほうが無難です
大抵の場合、ストップロスを巻き込んだときには暴落しますが、ショートカバーにより必ずといっていいほど反転します
下げているときに、便乗してしまうと、
下げからの反転によりロスカットされる可能性が高くなります
クロス円を使うなら
対ドルとドル円の数値に要注意です
クロス円はメインはドル円に影響しますので、まずはドル円がどちらに動くかを見ます
次に、対ドルの動きを見ます
値動きが乏しく、その日の最安値付近ならば、売りは控えます
逆に、極端な下げならば、反転を狙うときに買いを仕掛けます
ただし、ショートカバーはあくまで一時的なもののため、利益がでた時点で利益を確定したほうが無難です

IPTraf

[e:69][e:69]IPTrafのinstall
$ wget package名
$ tar xzvf package名
$ cd 解凍したfile/src
$ make
$ su
# make install
---------------–
[e:69][e:69]networkのモニタリング
installが完了したら、rootでiptrafを実行[e:257]
最初に表示される画面では、適当なキーを押す[e:257]
すると、操作画面がでるので、調査したいメニューを選んで実行できる[e:257]
以下は、IPTrafのメニュー内容[e:257]
---------------–
[e:69][e:69]IPTraf のnetworkメニュー
[e:69]IP traffic monitor
iptraf -i interface名
っ実行[e:257]
IP-trafficの監視をする[e:257]
画面上部にTCP-trafficがprotocol/接続先ごとに表示される[e:257]
下部には、それ以外のpacket情報が表示される[e:257]
interface単位での監視も可[e:257]
[e:69]General interface statistics
iptraf -g
で実行[e:257]
network-interfaceごとのtraffic監視をする[e:257]
interfaceを通過するpacket数が集計される[e:257]
1秒間に何KBのtrafficが発生したか表示[e:257]
[e:69]Detailed interface statistics
iptraf -d interface名
で実行[e:257]
各protocol(IP/TCP/UDP/ICMP)のtrafficをinterfaceごとに監視する[e:257]
受信/送信ごとの統計、error数も表示[e:257]
[e:69]Statiscal breakdowns
iptraf -z interface名
で実行[e:257]
[e:69]LAN station monitor
iptraf -l interface名
で実行[e:257]
MACアドレス単位でpacketの受信/送信を表示する[e:257]
Kbit/sec 単位での統計で表示[e:257]
[e:69]Filters
表示内容を絞り込む[e:257]
FilteringはIP-アドレスとpopt番号でする[e:257]
このIPのこのpoptのpacketは表示しないというように設定[e:257]
[e:69]Configure
IPTraf の動作設定をするためのメニュー[e:257]
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例えば、IPやUDPなど各protocol単位でのtrafficを監視するなら、Detailed interface statistics を選択し、eth0 を選択する[e:257]
これで監視開始[e:257]
すると、画面の上側に、各protocolごとのpacket数が表示される[e:257]
Total rates に全体のdata転送量が表示される[e:257]
また、受信packetは、Incoming rates の下段、
送信packetは、Outgoing rates の下段
に表示される[e:257]
受信data量は、Incoming rates の上段、
送信data量は、Outgoing rates の上段
に表示される[e:257]
多少の誤差ならば、問題ない[e:257]
IPTraf の監視画面を終了するには、
x または q を押す[e:257]
ちなみに、IPTraf を実行するときにoptionをつければ、管理画面を出さなくても 監視はできる[e:257]
script にすると便利かも[e:257]
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[e:69][e:69]IPTrafの設定
IPTraf の動作設定は、Configure からする[e:257]
ちなみに、設定項目にある Force promiscuous mode をOn にすると、IPTrafが動作するmachineだけでなく、LAN に流れているすべてのpacketをモニタリングできる[e:257]
また、Logging をOn にすると、監視内容をlogに記録する[e:257]
IPTraf をbackground で動作するには、iptraf に -B をつけ、さらに-t で監視時間を指定し 実行する[e:257]
例えば、eth0 を10分間監視するなら、
# iptraf -B -d eth0 -t 10
となる[e:257]
最初のほうの-B はbackgroundを指定し、
-d eth0 で監視interfaceを指定[e:257]
-t 10 で10分間 という意味になる[e:257]
この監視結果は、/var/log/iptraf に作成されるlog-fileに記録される[e:257]
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[e:69][e:69]IPTrafの主な設定項目
[e:69]Reverse DNS lookups
On にすると、IP アドレスがDNS に登録されているhost名に変換されて表示される[e:257]
モニタリングに支障がでやすいので、Offにする[e:257]
[e:69]TCP/UDP service names
Onにすると、TCP/UDP のport番号が /etc/services の内容に従いservice名で表示される[e:257]
これもOffがいい[e:257]
[e:69]Force promiscuous mode
On にすると、interface設定がプロミスキャスモードになる[e:257]
つまり、LAN全体の監視ができる[e:257]
プロミスキャスモードは、interfaceが受信したすべてのpacketを受け取る状態のこと[e:257]
[e:69]Color
Onにするとカラー表示になる[e:257]
Off だとモノクロ[e:257]
[e:69]Logging
Onにすると、各監視内容がlogとして保存される[e:257]
[e:69]Activity mode
trafficを KB/sec、Kbit/sec のどちらかにするかを設定[e:257]
[e:69]Additional ports
監視対象とするportを追加[e:257]
単一のportでも、
範囲のあるportでもよい[e:257]
[e:69]Delete port/range
追加した監視対象portを削除[e:257]

今週のユーロに注意

最近のユーロ圏の状態をみると
ユーロ比率の見直しを図る国が出てくるかもしれません
実際、ロシアがユーロの外貨準備比率を引き下げる一方、ドルの比率を上げている
という一部報道もあります
外貨準備比率の見直しのような取引では、レートの上下に関わらずユーロ売りになりますので
そうなれば
ユーロはさらに下がる可能性があります
ユーロ圏の問題は
財政問題なのですが、
残念ながら具体的解決策がないと思います
もともとPIIGSは、
赤字体質ですし、
今回、仮に融資してもらっても、返済ができるかは微妙です

再び起きそうな金融危機の兆候?

ドル不足が深刻化、欧州財政危機が金融危機に転化する兆候
という記事を読んで、以前おきたリーマンショックのときを
思い出しました
あのとき、スワップ金利が逆転するという状況になりました
原因は短期金利の異常なまでの上昇です
スワップ金利は、基本的には政策金利ではなく
短期金利を元に算出されます
しかし、ドル不足になると、ドルの需要が高まります
これだけなら、そこまで問題ないです
ドルが買われるだけですから
問題は、金融危機状態での場合です
どれだけいわれていても、決済に使われる通貨はドルです
当然、決済にないと支払いができません
そこで、ドルを用意する必要がでてきます
とにかく、手持ちの資産を売却してでもドルを確保するようになります
おもに、株式を売却したり、手持ちの金を売却するという
ことで資金調達をすることになります
そうなる前に、通常は借り入れなどをするのですが
金融危機の時には、疑心暗鬼になり、デフォルト回避のために
貸し渋られます
そして、リスクの高い融資には、当然高金利をつけます
たしか、日本が金融危機になった1998年は、
ジャパンプレミアムとかいって高金利にされたような記憶があります
これと同じようなことがサブプライム問題のときにおきました
結果、ドルの短期金利は上昇し、スワップ金利が異常な値になりました
最近は対ドルでドル高になっていますが、実際にはこういった背景があったのかもしれません

いつかみたような相場

つい最近、大幅な円高になりました
NYダウは一時1000$を超える下げ幅とのこと
まぁ1000$下げた要因は、発注ミスらしいですが
そういえば、過去にジェイコムの株の誤発注というものがありました
今回の下げたときの要因はいろいろとあるようですが
やはり、ギリシャの問題は解決されそうもないような気がします
以前、ロシアでデフォルトしたときにも、一時はIMFやいろいろな国から
支援がありましたが、結局はデフォルトでした
同じ状況になってしまうとは限りませんが、原因と対策が
できていない限り、結局は同じことの繰り返しでは?
そう思っています
ユーロに加盟している国には、まだポルトガルやスペインといった
国がどうなるか?
こういった懸念材料があるため、一時的反発があっても、
再度きつい下げがくることを考えたほうがよいと思います
かつて、2007年にポンドは250円まで上がっていましたが
リーマンショックの後、230円程度まで下げました
その後、ドル円が下げているときに、対ドルレートでの
上昇が続き、そこまでひどい結果にはならなかったのですが
今度は対ドルレートで下げてきたため、クロス円は全般として
暴落しました
クロス円は、所詮派生レートで
対ドルレート x ドル円 
の計算式ででています
このため、ドル円の値動きを強く受けますし、
対ドルレートの大きい通貨は、その分影響を受けます
過去の状態では、NZドル、豪ドルは対ドルはそこまで大きくなく
比較的安定した値動きでしたが、ここ数年間の対ドルでの
上昇により、かなり大きく動くことになりました
以前、私の知人で
1$=100円が適正という人がいましたが
それは本人の思い込みです
そして、為替レートが大幅に円高になっても
世界が崩壊するわけでもありません
もっとも大きな変化はおきるでしょうけど
かつて、ルーブルはデフォルト後、通過は1/4になりました
ポンドは、ソロス氏率いるファンドにより
100円以上下げました
適正な通貨レートというものは、
あるようでないものです
レバレッジを下げて3倍にしても、ロスカットはされます
これから、いろいろな金融危機の材料はでてくると思いますし
いずれ中国のバブルも崩壊すると思います
金融危機は、必ず前兆があるようです
サブプライムが本格化する前、その好景気が何により
もたらされているかを探るようにすれば、危機回避ができるかもしれません