リソース状況の把握

リソース状況の把握
リソース不足を事前に検知することでトラブルを防止できる
リソースの使用率の推移を把握できているなら
ハードウェアの増設、交換も検討できる
このとき、抑えておくポイントは
リソース使用率の定期取得
リソース状態推移のグラフィカル表示
となる
リソース使用率の定期取得は
sysstat を使う
Ubuntu でのインストールは
sudo apt-get install sysstat
次に、定期取得設定
Ubuntu ではデフォルト設定で定期取得が無効なので
sudo vim /etc/default/sysstat

ENABLED=”false”

ENABLED=”true”
にして保存
sudo service sysstat start
で起動
定期取得された情報は
/var/log/sysstat/
に保存される
sa21
というように
sa日付
という形で保存されるのがバイナリーファイル
もうひとつsar日付というファイルが後でできるけど
こちらは、1日分のシステム状況をまとめた
テキストファイルになる
テキストファイルなので、エディタで確認可能
バイナリーファイルのほうは
sar コマンドに -r オプションをつければ確認できる
sar -f /var/log/sysstat/sa21
とすれば
Linux 3.5.0-36-generic (snowpool-Prime-Series) 2013年07月21日 _x86_64_ (8 CPU)
20時37分14秒 LINUX RESTART
というように内容をみれる
ファイル名を指定せず
sar -r
とすると
当日の情報が表示される
また、オプションで表示する時間の限定も可能
-s オプションで開始時刻
-e オプションで終了時刻
を指定可能
-u オプションを指定することで、
CPUリソース情報の取得もできる
CPUリソース取得のときに注意するべきは
その計算式
100 -(%idle + %iowait)
となる
各CPU情報の
(%user ~ %idle) は百分率の値で
合計すると100になる
そのうち $idle と %iowait

CPUが使用されていない時間の割合になる
このため、算出される値は、CPU使用率となる
この時間帯の平均使用率が低いなら
CPU負荷は少ないということになる
今回は
20:00~21:00のCPU使用率を見たいので
sar -u -f /var/log/sysstat/sa21 -s 20:00:00 -e 21:00:00